
傾向と対策
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
標準レベルの長文問題を確実に解けることが必須
出題形式 | 〔公募制推薦〕大問数4題(〔1〕〔4〕長文読解問題、〔2〕文法・語彙問題、〔3〕会話文問題1題)
〔一般前期〕 文系学部:大問数4題(〔1〕〔2〕長文読解問題、〔3〕会話文問題、〔4〕英作文問題1題)。 理系学部:英作文がない3題の構成。 ※2022年度は、読解問題が1題多く、文系学部は5題、理系学部は4題の出題であった。 |
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試験時間 | 〔公募制推薦〕60分〔一般前期〕文系学部:80分、理系学部:70分 |
解答形式 | 〔公募制推薦〕マークシート方式のみ。
〔一般前期〕 文系学部:長文読解問題の英文和訳と英作文が記述式で、あとはすべてマークシート方式。 理系学部:マークシート方式のみ。 |
出題内容
①公募制推薦
- 〔1〕の長文読解問題は、標準的な語彙・難度の英文で、内容説明、内容真偽、空所補充、同意表現などの出題。
- 〔3〕の会話文と〔4〕の長文読解問題は、いずれも空所補充形式。
②一般前期
- 長文読解問題は、同意表現・空所補充・内容説明・英文和訳(文系学部のみ)が出題。同意表現を問う設問が比較的多いことも特徴。
- 会話文は、全体的に標準的なレベル。
難易度
- ほとんどが標準レベル。
- 読解問題の内容真偽や内容説明も、本文中の該当箇所が見つかれば、受験生が迷うようなものは少ない。同意表現で問われる語句や、選択肢の語句も決して難解なものではなく標準的なレベルのものがほとんどである。
- 2025年度は問題構成が大幅に変更される予定である。これを踏まえた上で、時間配分をシミュレーションしておこう。
- 特に文系学部では、試験時間が80分から70分になり、英作文の出題がなくなるので、注意しよう。
対策
①語彙力をつけよう
- 語彙力はすべての問題を解く上で必要不可欠なものである。市販の単語集などを使い、基本語彙から徐々に単語力と熟語力をつけていこう。
- 読解問題において同意表現を問う問題では、本文中でどのような意味で使われているかが解答のカギとなる。
- まずは過去問を解いてみて、下線が引かれている語の意味を確実に理解できているかを確認しよう。知らない単語があるならば現時点では語彙力不足である。
- ただ意味だけを覚えるのではなく、例文を読み、どういう文脈で使われているかといったことにも注意しながら、正確な知識を身につけていくことを心がけよう。
☞オススメ参考書『英単語ターゲット1900』(旺文社)、熟語集『解体英熟語』(Z会)
②読解力をつけよう
- 単語や文法の知識を活用して一文ずつ意味を正確に理解するだけでなく、段落全体、文章全体でどういうことを言おうとしているのかを把握することが必要。
- 試験時間内に解き終わるスピードで読むためには、難度の高い英文にチャレンジするのではなく、構文や単語が比較的易しめのものを決まった時間内に読むトレーニングから始め、英文のレベルを徐々に上げるのが効果的。
☞オススメ参考書『短期で攻める スピード英語長文』(桐原書店)のLevel2・3、『やっておきたい英語長文500』(河合出版)
一文が長い英文が多く出題されるので、音読をくり返すとよい。音読することで、左から右へ読みながら文意をとらえる力をつけよう。
【外国語の変更点について】
- 2025年度入試より、一般選抜入試前期日程・中期日程は、全学部・学環共通問題となり、試験時間は70分に統一される。大問構成4題。解答方式はマークシート方式。
- 〔1〕読解問題800語程度(単語、文法、内容一致問題)
- 〔2〕読解問題400語程度(単語、文法、内容一致問題)
- 〔3〕文法問題(空所補充問題)
- 〔4〕会話問題
- 公募制推薦入試【教科科目型】は、2025年度からは、大問構成が一般選抜前期日程・中期日程と統一される予定。
- 詳細は、大学が発表する学生募集要項を必ずご確認ください。