
傾向と対策(一般選抜)
2023年度までの一般選抜の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2021~2023年度の分析
オールラウンドな力を試す出題
出題形式 | 大問6題(読解問題3題、文法・語彙問題(英作文含む)2題、会話文問題1題) |
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試験時間 | 90分 |
解答形式 | マークセンス方式に一部記述式(英文和訳・和文英訳) |
出題内容
- 〔1〕〔2〕〔3〕読解問題は、例年読みやすい文章であり、取り組みやすいと思われる。
- 〔4〕文法・語彙問題は、短文中の空所に入る語句を選ぶもの。
- 〔5〕語句整序と和文英訳の和文英訳は、英文の書き出し語(2語~5語)が与えられた形となっており、2023年度は後続の語句も与えられた形式になっている。
- 〔6〕会話文問題は、長文だが、平易な内容で会話の流れに沿って素直に解答することができる。
難易度
- 例年、問題そのものは標準レベルで、平易な設問も含まれている。特に、英文和訳と和文英訳で問われているのは、基本的な語彙・構文であることが多い。
- 〔1〕~〔3〕は各15~20分、〔4〕〔5〕は各10分以内、〔6〕は15分以内というように、自分なりの時間配分を考えておくとよい。
対策
①語彙の充実
- 知っているつもりの単語も必ずこまめに辞書で確認し、意味・用法を確認する習慣をつけよう。
- 多義語の意味の特定が重要なポイントとなっており、普段から多義語および同意語・反意語などの語彙を充実させておく必要がある。
②長文読解の占める割合が大きく、読解力の養成は必須
- 内容説明や同意表現は、文脈を正確につかみ、知識と想像力を駆使して問題に取り組むことが必要。
- 初見の単語が出てきてもあきらめないで、とにかく解答を出そうとする根気が必要。前後の文脈から判断したり、消去法で対応するなどして、粘り強く英文を読んでいく意欲が求められる。
- 学校の教科書での学習だけでは不十分、数多くの長文問題を解いて、英文を読む訓練を重ねることが必要。
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英語検定準1級対策問題集の長文読解問題は時事問題を多く取り上げているので、長文対策としてオススメ。
③文法の確認
- 基本的な文法事項を確認するために文法の問題集を1冊仕上げておこう。
- 基本例文はすべて暗唱できるまで繰り返し音読し、書き写して覚えておこう。
- 正確な文法力は英文解釈に大いに貢献するので、文法参考書に何度も目を通し、総合問題などで演習を重ねることが重要。
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④英作文の練習
- 和文英訳問題の対策としては基本的な英作文問題集に取り組むこと。
- ただ暗記するだけでなく実際に自分で書いてみることで、作文力を高めることができる。
- 問題和文を、自分が書ける語彙を使った和文に読み換える作業を重視した問題演習を心がけよう。
⑤実戦問題研究
- 関西学院大学の出題形式はどの学部も似ているので、受験する学部のみならず別日程で実施されている他学部の過去問も解いておくと参考になる。
- 90分という限られた試験時間で解かなければならないので、時間配分の練習をしておこう。
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◆教養を高める◆
- まったく知らない内容に関する英文が出題されると、内容把握は難しいだろう。時事問題を中心に平素からテレビ、新聞、書籍などで教養を高めておこう。