
傾向と対策(一般選抜)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2023~2024年度の分析
出題内容が一部変わるも特殊な対策は不要 総合的な出題、基本事項の確認を
出題形式 | 〔一般選抜入試[前期日程]〕
大問8題(読解4題、文法・語彙3題、会話文1題)。 ※3科目型、2科目型いずれも構成(出題数8題)・形式は同じ。 |
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試験時間 | 80分 |
解答形式 | すべてマーク式による選択式。 |
出題内容
①読解分野〔1〕〔2〕〔5〕〔6〕
- 長文問題が2題で〔1〕が空所補充、〔2〕が内容説明と主題。そのほかに〔5〕文整序、〔6〕空所補充が出題。
- 長文の内容は、例年、論説文や読み物が中心
②文法・語彙問題〔3〕〔7〕〔8〕
- 〔3〕が同意表現の選択問題、〔7〕が短文の空所補充、〔8〕が単語の同意表現を問う問題。
③会話文問題〔4〕
- 〔4〕は会話文の空所補充が出題。
難易度
- 全体的にみて、基本的な学力、特に正確な文法力があれば十分に対処できる問題。
- 長文問題は、量的にも内容的にも難しいものではない。一部の設問では本文を深く読む必要があり、そこに時間をかけすぎると全体の時間配分に影響が出るため、注意が必要。
- 例年、〔1〕よりも〔2〕のほうが分量が多く設問の形式も高度だが、内容自体はどちらも本文・設問ともに取り組みやすいものである。
- 全問マーク式による選択式の出題なので時間配分が大切になってくる。ケアレスミスが致命傷になるので、最後の5分間は必ず確認に使えるような時間配分を習慣づけよう。
対策
①読解対策
- 長文読解の英文は、量的にも内容的にも難度は高くない。市販の長文問題集に取り組んでおくとよい。英文を読む際は各段落で何が述べられているかを意識することが重要。
- 代名詞の指示内容と、抽象的なことを述べてから具体例を述べていくという英文の構造を意識すると、空所補充や文整序問題を解く際の助けになる。
- 語彙力の増強は必須。最初の通読の際、未知の単語や意味のとれない単語はマーカーで印をつけておき、設問を解いたあとで辞書で確認する。それをときどき復習して定着を図ろう。
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②文法・語彙の復習
- 出題傾向からは品詞の理解、時制、前置詞と接続詞の知識を特に重視していることが読み取れるため、念入りに対策しておこう。
- 語彙については、共通テストレベルの単語集を徹底的に繰り返すことが有効。
- 〔8〕単語の同意表現の対策には、普段から似た意味をもつ単語を関連付けて覚える習慣をつけておくとよい。
- 参考書としては、学校で購入した教材があればそれを繰り返し復習し、内容をしっかりと身につけることが重要。
③会話表現に慣れる
- 会話文問題は、例年大問で1題出されているので、日常会話レベルの会話表現は必ず覚えておこう。
- 受験参考書のみにとどまらず、実用英語検定(2級、準2級レベル)の問題集など多方面の教材を利用し、できるだけ多くの表現に触れておくとよい。
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④問題演習について
- マーク式による出題なので、時間配分が重要。
- 過去問演習が最も有効な対策だと思われるが、その際、必ず時間設定をして取り組むことが大事。