
傾向と対策(一般選抜)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
長文読解力養成と過去問演習が合格のカギ
出題形式 | 大問数4題(読解問題が2題、会話文問題1題、文法・語彙問題1題)。 |
---|---|
試験時間 | 70分 |
解答形式 | 全問マークシート式。 |
出題内容
①読解問題〔1〕〔2〕
- 〔1〕の読解問題は長めの英文で、〔2〕は〔1〕よりは少し短めの英文。読解英文の主題については、科学から文化まで毎年さまざまなジャンルから出題されている。
- 設問は、例年空所補充や内容説明、内容真偽などが出題。
②会話文問題〔3〕
- 短めの会話と長めの会話の2種類が出題。
- 会話の流れをつかむ力を試す設問がメインで、ある一定の場面特有の会話表現の知識や文法的な知識よりも状況が把握できているかどうかを問う出題が多い。
③文法・語彙問題〔4〕
- 与えられた日本文に合うように英単語を並べ替える語句整序の出題が続いている。
難易度
- 読解問題における英文の難易度は標準的であり、難解な表現はあまり見られない。高校生が身につけておくべき読解力、内容把握力を問うのに適した良問の出題が続いている。
- 会話文は、難度の高い問題はほとんど見られない。
- 文法・語彙問題の語句整序は、やや難度の高い問題が含まれることもあるが、ほとんどは標準レベルの問題。
- 〔1〕に20〜30分程度の時間を充てて、残りの3題を30分程度で解き、余った時間を見直しの時間にあてるというのが妥当な時間配分だろう。
対策
①読解問題
- ほとんどの設問が段落ごとに出題されているため、本文全体の内容を把握していなくてもその段落内で該当箇所を見つけることができれば解答できる。
- 70分という試験時間を考えれば、全文を読んでから解くよりも段落ごとに1つ1つ解答を進めていく方が効率が良いだろう。
- 内容説明などの問題については、標準レベルの語彙力があれば十分解答できるので、大学入学共通テストレベルで、マークシート式の出題となっている問題集を繰り返し学習しておくことがオススメ。
- 3000〜4000語レベルの単語・熟語集を早くから学習しておこう。
☞オススメ参考書『大学入試 ひと目でわかる英文読解』(教学社)、『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』(教学社)
②会話文問題:状況・内容把握に重点が置かれている。
- 頻出の会話表現を押さえた上で、さらに本書を利用して数多く演習をこなしておこう。
- 難問はほとんど見られないが、ひっかかりやすい選択肢も含まれているので要注意。ケアレスミスをすると全体の得点に響いてしまう。
- 読解問題に充てる時間を多くするためにも、問題を解く速さと正確さを磨いておこう。
③文法・語彙問題
- 語句整序問題は、高校で習う標準的な構文の知識を問う問題が中心だが、たまにレベルの高い問題が出題されることもあるので注意が必要。
- 文法問題集や重要構文をまとめた問題集を使って、構文やイディオムの知識を増強するとともに、語句整序問題を繰り返し解いて練習しておこう。
- 選択肢の語句を見ただけで使われている構文やイディオムが推測できるくらいに学習を進めておこう。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)