立命館大学(後期分割方式・「経営学部で学ぶ感性+共通テスト」方式)の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

立命館大学(後期分割方式・「経営学部で学ぶ感性+共通テスト」方式)の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

2025年 03月 06日

傾向と対策(一般選抜)

2023年度までの一般選抜の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。

【目次】

【英語】

傾向

※2021~2023年度の分析

長文読解中心の本格派 読解力と語彙力がキーポイント!

出題形式 大問5題(読解問題2題、会話文問題1題、文法・語彙問題2題)

小問数49問

試験時間 80分
解答形式 すべてマークシート方式

出題内容

①読解問題:大問〔1〕〔2〕

  • 英文は、具体的で親しみやすい話題が取り上げられており、環境、人類史といった分野が中心の論説文。英米の新聞記事から取られることが多い。分量も、入試の読解問題として、標準的。
  • 〔1〕は、内容理解中心。内容真偽問題には、通常とは異なり、「どちらとも判断しかねるもの」という選択肢があることに注意。
  • 〔2〕は、空所補充と指示語の内容を問う出題。

②会話文問題:大問〔3〕

  • 場面指定のある長い対話文が2つあり、一定の状況下で、対話の流れに沿って適切な発話を当てはめていく空所補充問題。使われない選択肢が多数あることが大きな特徴。

③文法・語彙問題:大問〔4〕〔5〕

  • 〔4〕は、文法問題8問で、すべて選択肢4つの空所補充形式。
  • 〔5〕は、語彙問題で2部に分かれ、前半は空所補充、後半は同意表現選択で、それぞれ5問ずつ出題。

難易度

  • 全体として、80分という試験時間に対して読解問題の量や設問数を考えると、標準~やや難レベルと考えてよい。
  • 読解問題の英文は、ほぼ標準的なレベル。設問も内容真偽問題を含めてごく標準的な難易度。ただし、選択肢がすべて英語なので、かなり効率よく解いていかないと時間の点で苦しくなるだろう。
  • 会話文問題は、やや易~標準レベル。
  • 文法・語彙問題は、標準~やや難レベル。

対策

①長文問題

  • 内容理解中心の設問であり、〔1〕の内容説明をはじめとして、選択肢が英語の設問ばかりなので、読みこなさなければならない英文量はかなり多い。
  • 十分な基礎力がついたら、標準レベルの問題集(問題文800語程度が望ましい)を使って、内容理解力を鍛えよう。
    • 問題の答え合わせで終わらずに、構文・文法的な理解を深め、単語・熟語までしっかり習得するように学習を進めるのがポイント。
  • 論旨が把握できているかを常に意識して、わからなくなったら、そこでじっくり考えるという学習を進めよう。
    • 指示語の内容は、読解のキーポイント。指示対象の把握が曖昧だと、文全体の理解も曖昧になる。
  • 内容真偽問題は立命館大学独特の形式なので、過去問になるべくたくさんあたって、十分に練習しておこう。

②会話文

  • まずは、教科書レベルの定型表現をしっかり身につけよう。対話が長くなると、省略や代用表現が出てきやすい。そうした約束ごとを意識的に学ぶことが大切。
  • 会話の流れをつかむ問題は、話題をしっかり把握し、その展開にきちんとついていく練習をしよう。

③文法力の養成

  • 構文の基礎となる重要文法項目、とりわけ準動詞、関係詞、比較などは、特に力を入れて学習しておこう。
    • 文法項目を体系的に学べる参考書を必ず1冊仕上げよう。
  • 読解問題にたっぷり時間がかけられるように、文法問題に対して即座に解答できるレベルにまで達してほしい。
    • 文法の問題集(文法項目別になっているものを選ぼう)を使って、たっぷりと反復練習することが大切。毎週20題を最低レベルの目標にしよう。

③語彙力の養成

  • 入試の設問の語彙を見て、使われる単語に知らないものがないというのが、最終的な目標レベル。それを目指して、単語集・熟語集などを使いながら効率よく学習を進めよう。

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