
傾向と対策(一般選抜前期)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
基礎力重視 基本的文法事項を確実に押さえる
出題形式 | 大問7題(会話文問題1題、文法・語彙問題4題、読解問題2題)。 |
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試験時間 | 60分 |
解答形式 | 全問マークシート方式。 |
出題内容
- 例年、設問内容はパターン化している。
①会話文問題〔1〕
- 2種類の対話文の空所補充問題。語彙・内容とも平易なものが中心。会話の流れを押さえれば答えをスムーズに導き出せるだろう。
②読解問題〔2〕〔7〕
- 〔2〕150語程度の英文中の空所補充問題。本文の複数箇所から答えを判断する場合が多いので情報を読みとばさないようにしよう。
- 〔7〕400語程度の長文読解問題。設問はパラグラフや下線部、文章全体の内容真偽や、内容説明などである。内容・設問とも平易で、選択肢も紛らわしいものは少ない。
③文法・語彙〔3〕〔4〕〔5〕〔6〕
- 〔3〕短文中の空所補充問題。
- 〔4〕与えられた英文と同じ内容の英文を選ぶ問題。
- 〔5〕語の定義(英文)とその用例が与えられ、空所に入る単語を4つの選択肢の中から選ぶ問題。
- 〔6〕和文の意味になるように英語の語句を並べ換える問題。基本的な文例がそのまま出題されることが多いが、やや発展的な知識が問われることもある。
難易度
- 全体を通して基本的な問題で取り組みやすい。
- 試験時間が60分と短めなので時間配分に対する配慮が必要である。〔1〕〜〔6〕を各大問5分程度で解ければ、〔7〕の長文読解と見直しに十分な時間を割けるだろう。
対策
①語彙力
- 難しい単語や熟語はほとんどみられない。だからこそ、基本的な語彙を身につけるのはもちろん、標準的な単語・熟語集を1冊決めて丁寧に仕上げながら、問題演習を通じてきちんと語彙力を高めよう。
②文法力・語法力の養成
- 空所補充という形式で、文法事項、熟語、動詞の基本的な語法などが問われている。
- 文法の基本事項を身につけたうえで、1冊の語法問題集を繰り返すと効果がある。
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③会話文問題
- 使われる英文は平易であるが、会話独特の応答文や表現にも慣れておこう。
- 会話文専門の問題集やNHK英語講座などを利用するのもよい。
④読解問題
- 英文の量が多くないうえに選択肢もわかりやすいので、細かい部分よりも文章の流れに注意して読むようにしよう。
- パラグラフ(段落)単位の内容真偽の問題が多いので、パラグラフリーディングの練習をしておこう。
- 選択肢の英文を読みこなすにはかなり時間を要するので、時間配分にも気をつけよう。
⑤語句整序問題
- 与えられた語を並べるというよりは、問題で要求されている構文を瞬時に見抜き、それを利用して英文を組み立てていくような感覚で解くとよい。
⑥過去問の研究
- ここ数年は出題形式・内容に一貫性がみられるので、過去問はしっかり研究しておこう。
- 入試本番と同じように、時間を60分と決めて取り組むようにし、時間配分にも十分に慣れておくこと。その中で、文法力と語彙力を磨いていこう。