
傾向と対策(一般選抜)
2023年度までの一般選抜の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2023年度の分析
文法・語彙力と読解力が必須 英語1科目(英・英)型は記述力も必要
出題形式 | 例年、大問6題(2月1日実施分のうちの文系3科目型、英語1科目(英・英)型共通問題と2月2日実施分)。
2月1日実施分のうち国際学部の英語1科目(英・英)型独自問題は、大問2題。 |
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試験時間 | 90分
※国際学部の英語1科目(英・英)型独自問題は75分 |
解答形式 | 全問マークセンス式
※国際学部の英語1科目(英・英)型独自問題はすべて記述式 |
※2月1日、2月2日の2日間で実施。
出題内容
- 2月1日実施分の文系3科目型、英語1科目(英・英)型共通問題と2月2日実施分は、例年、読解問題を中心に、文法・語彙問題、会話文問題の出題。
- 読解問題のテーマは多様で、なかにはややレベルの高いものも含まれているが、全体としては比較的読みやすい英文。設問は、文法・語彙力をみる空所補充や同意表現を選ぶものと、読解力をみる内容真偽や内容説明で構成。
- 文法・語彙問題は、熟語や成句の知識、文法を問うものが中心。語句整序問題では作文的要素も含まれる。
- 会話文問題は、空所補充で、会話独特の表現に加え、会話の流れを理解し、適切な語句を選べるかがポイントとなっているものが多い。
- 国際学部の英語1科目(英・英)型独自問題は、大問2題とも読解問題。
- それぞれ英文和訳1問、内容説明2問の出題が多い。
難易度
- 2月1日実施分の文系3科目型、英語1科目(英・英)型共通問題と2月2日実施分は標準的。
- 国際学部の英語1科目(英・英)型独自問題は、かなりの長文であり、その内容は高度で語彙のレベルも高く、読解自体に相当の力が必要となる。解答の字数も多く、75分という試験時間を考慮すると、難度は高い。
対策
①文法・語彙力をつける
- 単語や熟語の知識を増やすことは何よりも重要。日々の学習で出会った未知の語句を、辞書を使いながら丹念に覚えて語彙を増やすこと。
- 英文を正確に読むためには文法力が必要。用例が載った単語集や熟語集で、生きた知識としての文法・語彙力をつけておこう。
②英文の構成と展開に慣れよう
- 英語の文章は、いくつかの展開パターンに沿って書かれていることが多い。文の内容を短時間で正確に理解するためには、よく使われるパターンについて知っておくことが重要。
- 節どうしやパラグラフどうしを時間的順序に沿って構成する方法。
- 要点や例などを列挙する方法。
- 2つ以上の論点を比較対照しながら話を進めていく方法。
- 知らない語句が多いうちは、おおざっぱでもよいから英文の内容がどのような形式で書き進められているかを把握することに努め、それから徐々に速く正確に文を読む力をつけていこう。
③文の流れをつかもう
- 英文の展開を構成しているパターンをつかんだら、次は文の流れを読み取る力をつけよう。
- 結論から詳細・例示に向かうといった、パラグラフの展開パターンがある程度わかっていれば、それを軸に内容を素早く読み取ることが可能になる。
☞オススメ参考書『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』(教学社)
※パラグラフ・リーディングの方法を扱った参考書や、文の流れについての解説が詳しい問題集に取り組んでみるとよい。
④客観的な判断力をつけよう
- 練習問題などを解くときは、解説の中にある判断根拠をよく読んで、自分の答えの出し方とかけはなれていないかを確認し、解き方に慣れるようにしよう。
⑤国際学部の英語1科目(英・英)型独自問題
- 英文が長く、語彙レベルも高いので、よりいっそう丁寧な学習が求められる。同程度の英文量・難易度の読解問題に積極的にあたっておこう。
- 時事的な内容にアンテナを張るために、CNN やBBC などのニュースサイトに日頃から目を通すのもよい。
- 独自問題は記述式なので、記述式読解問題集や国公立大学の過去問などを利用し、日本語でうまくまとめることに慣れておこう。
☞オススメ参考書『パラグラフリーディングのストラテジー3』(河合出版)
- 設問に合った形で解答が書けているか、字数は適切かなど、要点を押さえつつ、時間内に答案をまとめる訓練を積んでおこう。