
傾向と対策(一般選抜)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【数学】
傾向
※2022~2024年度の分析
計算力がポイント 融合問題が多く出題
【前期日程・後期日程】
出題形式 | 大問4題。 |
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試験時間 | 120分 |
解答形式 | 全問記述式。
問題の大半が誘導形式になっており、証明・図示問題の出題も多い。大問1題につき表裏が使用できるB4判大の解答用紙が1枚準備されているが、問題によっては解答スペースが狭い場合もある。 |
出題範囲(2025年度(新教育課程))
- 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列)・C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)
※2025年度入試より、数学は新教育課程での実施となります。詳細については、大学から発表される募集要項等で必ずご確認ください。
出題内容
- 頻出項目は、微・積分法、確率、極限、ベクトル、数列(無限等比級数も含む)。
- 微分法では、関数の増減、極大・極小、方程式や不等式への応用、積分法では、面積・体積を求める問題が多い。
- 微・積分法に数列の極限や三角関数、指数・対数関数の計算がかかわるなど、いくつかの分野を組み合わせた融合問題が多く出題されている。
難易度
- 標準的な問題が多い。しかし、思考力・論理力が問われると同時に、計算の量が多く、なかなかハード。
対策
①基本事項の徹底理解
- まず、教科書の例題、章末問題を利用して基本事項を確実に身につけよう。
- 定理や公式は単に覚えるだけでなく、導き方や応用もできるようにしておこう。
- 2次試験で頻出の単元については参考書の例題の学習が効果的。
- これにより、入試で必要な基礎知識、考え方を習得することができる。
☞オススメ参考書『チャート式 解法と演習』(黄チャート)シリーズ、『チャート式 基礎からの数学』(青チャート)シリーズ(いずれも数研出版)
②小問間の関連
- 誘導形式になっている問題が多いので、誘導に従って解くことが大切。小問どうしの関連性を考えているうちに、解き方がみえてくることも多い。
- 問題文を注意深く何度も読み直し、その中に何か手がかりが隠されていないか探してみよう。
③実戦力の向上
- 標準的な問題を中心に、数多くの問題練習をこなしておこう。数学では、グラフや文字をうまく使えるかどうか、整式をいかに整理して扱うかなどが勝負の分かれ目になる。
- 証明問題やグラフの図示問題も頻出しているので、これらを苦手としないよう、しっかり練習しておこう。
- 過去問を活用して頻出の公式や証明方法を確認したり、自分が苦手とする分野の発見・克服にも努めよう。
- 煩雑な計算もいとわず最後まで解けるよう訓練を積んでおこう。