
傾向と対策(一般選抜前期日程)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
記述力が要求される問題
出題形式 | 大問数5題(〔1〕〔2〕読解問題、〔3〕文法・語彙問題、〔4〕英作文問題、〔5〕理・工・農・水産・共同獣医(畜産)学部は読解問題、それ以外の学部は英作文問題)。 |
---|---|
試験時間 | 90分 |
解答形式 | 記述式と選択式の併用。 |
出題内容
①読解問題〔1〕〔2〕および〔5〕(※理・工・農・水産・共同獣医(畜産)学部)
- 内容説明を中心としたオーソドックスな出題で、本格的な記述力が要求されている。
- 2024年度は、英問英答形式での空所補充や要約文の完成、欠文挿入箇所も出題された。
②文法・語彙問題〔3〕
- 会話文や短文の空所補充が出題。
③英作文問題〔4〕および〔5〕(※理・工・農・水産・共同獣医(畜産)学部以外)
- 〔4〕例年、会話文中の和文英訳で比較的取り組みやすい。
- 〔5〕例年100〜120語の意見論述が出題。2つのテーマから1つを選ぶ形。
- 『今までの人生でのプラスの出来事』、『地理を学ぶことがなぜ重要か』、『落ちこんだ友達をはげます方法』、『質の良い睡眠をとるための方法』、『台風への備え』、『大学に進む意義』など。
難易度
- 読解問題は、英文自体は理解しやすい平易な素材だが、かなりの記述量が要求されているので、普段からの練習が必要である。
- 文法・語彙問題は、基本的な内容が多いので、ここでの失点は避けたい。
- 英作文は、標準レベルの問題だが、日頃から英文で表現する訓練をしているかどうかで大きく差がつくだろう。
- 90分の試験時間の配分を、過去問を解くことでシミュレーションしておこう。
対策
①読解力と、内容説明を中心とする日本語の記述力が不可欠
- 硬い内容の評論文を用いて精読・和訳する練習と、エッセー・新聞記事など平易な文章を速読して、素早く内容をつかむ練習を地道に継続していくこと。
- 記述量が多く、日本語の力も要求されるため、日頃から実際に書いてみることが大切。
- 速読の素材としてThe Japan Times Alphaのような語注付きの英字新聞を利用するのも有効。
②文法・構文・イディオム
- 基本問題中心なので、いわゆる頻出・定番の表現を覚えておけばよい。知識を確実に身につけておこう。
☞オススメ参考書『即戦ゼミ8 大学入試 基礎英語頻出問題総演習』(桐原書店)
③英作文
- 和文英訳は、教科書レベルの学習がきちんとできていれば十分対応可能なものなので、英作文用のテキストを中心に反復練習しよう。
- 意見論述は、事前に解答を用意しやすいものや、ある状況を与えられて「自分ならどう対応するか」を論述する、より柔軟性と即応性の求められるものなど、さまざまである。
- 平易な語彙や表現でよいから、文法的に誤りがなく論理的な文章が書けるよう、過去問を利用して練習するのが一番である。
- 書いたものは、学校や塾の先生に添削してもらうとよい。
- 英文日記をつけるのも有効な対策になる。
- 入試頻出の重要テーマを集めた参考書を通読し、応用力をつけておけば、本番でどんなテーマが出題されても、冷静に対応できるだろう。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐ書ける自由英作文』(教学社)