
傾向と対策
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2023~2024年度の分析
基礎力重視
出題形式 | 〔推薦〕大問数4題(読解1題、文法・語彙2題、発音1題)。
〔系統別〕大問数5題(読解2題、文法・語彙2題、発音1題)。 |
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試験時間 | 〔推薦〕2科目で60分〔系統別〕70分 |
解答形式 | 〔推薦〕全問選択式。
〔系統別〕〔1〕の英文和訳が記述式で、その他はすべて選択式。 |
出題内容
①推薦
- 読解問題〔1〕は、空所補充のみで、英文は300語程度。
- 文法・語彙問題〔2〕は、空所補充、〔4〕は、日本文の与えられた語句整序。
- 発音問題〔3〕は、2023年度は下線部の発音が他と異なるものを問う形。2024年度は与えられた語の下線部の発音が同じ語を選ぶ形式。
②系統別
- 読解問題〔1〕は、英文和訳のみで、英文は例年70~100語前後。〔2〕の読解問題は長文で、内容把握をみるものとなっており、内容が一致する英文を10の選択肢から4つ選ぶ内容真偽が出題。
- 文法・語彙問題は、標準的なもので、慣用句・熟語・語法を中心とした問題、〔3〕は、空所補充で、「適当な語(句)」を選ぶ形。〔5〕は、日本文の与えられた語句整序。
- 発音問題〔4〕は、アクセントの位置が他と異なるものを問う形。
難易度
- 全体的にみて、特に難解な問題は見当たらない。
- 推薦・系統別ともに、長文読解問題は標準レベルで、読みやすい英文が選ばれている。系統別〔1〕の英文も、やや抽象度が高かったり、比喩表現が用いられたり、ときに構文が難しかったりするが、ほぼ教科書程度のものである。
- 文法・語彙問題は、標準的なものが多い。
- 推薦は、約30分で4題を解かなくてはならないので、時間的には余裕はないだろう。読解問題は10分、残りの3題は合わせて15分程度が目安と思われる。
- 系統別は、読解問題は2題合わせて30〜35分、文法・語彙問題は1題10〜15分程度が目安だろう。
対策
①読解力
- 内容把握問題は、速読・速解力を身につける必要がある。系統別の英文和訳の対策としては、教科書を精読して正確な読解力を養うこと。
- 基礎的な読解の参考書を活用して実際に答案を作成し、自分で答え合わせをしたり、先生に添削してもらったりすることが必須。
- 比喩的表現や抽象的表現に慣れるためには、たくさんの英文を読むことが効果的。
☞オススメ参考書『大学入試 ひと目でわかる英文読解』(教学社)
②文法力
- 語句整序など作文力の基礎ともなる文法知識は、必ず整理して確実なものとしておこう。
- その際、文法事項に関連した例文も覚えるようにすれば応用力も身につく。
☞オススメ参考書『Next Stage 英文法・語法問題』(桐原書店)、『英文法・語法 Vintage』(いいずな書店)
③語彙力
- 辞書で単語・熟語を調べたとき、それらを含む例文を単語帳やカードなどに書き取って暗記に努めると効果的。
- 頻出の動詞・時制・形容詞・準動詞を中心とした語法問題に強くなることが大切。それぞれの構文あるいは熟語をきちんと整理しておこう。
④発音・アクセント
- 常に母音・子音の発音やアクセントに留意し、辞書で単語を調べたとき、音読する習慣をつけること。
- 発音問題に出題される語はある程度固定されているので、文法の問題集などで発音・アクセント問題の単元をよく確認しておこう。
⑤英作文力
- 語句整序問題では、文法力とともに英作文力も必要。教科書の基本例文は暗記しておこう。
- 熟語・慣用句などを含む例文をできるだけ多く覚えて、応用力がつくように英作文・語句整序問題に数多く当たることが大切。
⑥過去問研究:過去の出題研究は必須。
- 一般選抜では各学部・日程の問題に共通性・類似性がみられるので、赤本シリーズを利用してなるべく多くの過去問を解いておこう。