
傾向と対策(一般選抜前期日程)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
記述問題の比重が高い 思考力・記述力を求める設問
出題形式 | 例年、大問3題(読解2題、会話文・英作文の複合問題1題)。 |
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試験時間 | 120分 |
解答形式 | 記述問題がほとんどを占めている。 |
出題内容
①読解問題〔1〕〔2〕
- 〔1〕は、設問が英文で示してあり、文章自体は長いものの、英文を素直に読んでいけば解答自体はそれほど難しくはない。設問は、内容説明、内容真偽、空所補充、同意表現など。
- 〔2〕は、エッセイや小説が出題されることが多い。内容説明や要約文の完成も問われているが、例年出題されているのは下線部和訳で、〔1〕よりも記述量が多め。
②会話文と英作文の複合問題〔3〕
- 会話文中の空所を適当な英文で埋める空所補充と、会話文の内容をもとに指定された内容の英文を作る問題が出題。
- 英作文は、メールや手紙の形式をとることが多いのが特色。パンフレットや新聞記事、地図などを絡めて、何らかの情報を読み取った上で英文を作っていく問題が出題されることが多い。
難易度
- 英語で答えさせる問題が多く、記述量も多いため、難度はかなり高め。
- 読解問題で用いられている英文はさほど難しいものではないが、よく練られた設問がほとんどであり、思考力を問う出題が多くみられる。
- 一部の問題は正答に至るまで熟考を要するため、まずは解けるものから解いていく見極めが必要。
- 試験時間は120分あるが、演習不足の受験生にとっては、決して十分とはいえない時間であろう。
対策
①読解問題
- 出題内容は、単純にイディオム、構文の知識を問うものというよりは、内容理解に重点を置く出題が中心。
- 段落ごとの内容を短い英文で書く練習などをしておくと有効な対策になるだろう。内容理解の対策として、論説系の英文を読んだ後は、100字、150字などと字数を決めて、要約の練習をしておくことも効果的。
- 記述量が多く、例年出題されている英文和訳および内容説明は正確に表現する必要があるので、構文、語彙の知識はもちろん、「正しい日本語、自然な日本語で文章を書く」練習も必須。
- 自分の言葉で日本語を書く練習が得点率向上には欠かせない。
- 〔1〕は、設問が英文で示されており、解答も英文で答えさせる形式であり、語数の制限があるケースもみられる。
- 英問英答形式を含めて、できるだけ多く演習をこなしておこう。
②会話文・英作文
- 短い指示に従い、メールや手紙の形式をとって英文を書くパターンが多くみられる。
- 英文の手紙の形式、表現などを覚えておくと役立つことが多い。
- 指示される内容は、それほど複雑なものではないが、前後の文と、形式面・意味面で整合性がとれているか確認して書くことが重要。
- 会話や提示されている案内文や地図、広告・ポスター・新聞などの内容から適切な発言を推測して英文を作る問題も出題の特色の1つ。
- 赤本を用いて過去問演習をしっかり繰り返しておこう。
- 英作文は、まずは英語の構文などの基礎知識を充実させることから始め、学校の先生などに自分の書いた英文を定期的にチェックしてもらうようにするとよい。
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