
傾向と対策(一般選抜)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
多角的に実力を測ろうという意欲ある出題
出題形式 | 大問5題(読解2題、会話文1題、文法・語彙2題)。 |
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試験時間 | 60分 |
解答形式 | M方式:例年全問マークシート方式。
A方式・得意科目重視型共通テストプラス方式:2022年度から全問マークシート方式に変更。 |
出題内容
①読解問題
- 2024年度は、2023年度に続いて、M方式、A方式・得意科目重視型共通テストプラス方式ともに長文総合読解問題が1題と、グラフを説明した英文の空所を補充する形式の問題が1題の計2題出題。
- 長文総合読解問題ではそれぞれ、花の市場状況、宇宙の環境に関する英文が出題。
- グラフの説明文の空所を補充する問題ではそれぞれ、高校生の読書習慣に関する調査、親が子に求める属性に関する調査が扱われている。
②会話文問題
- 空所補充の形式で出題。空港での会話等、実用的な場面に基づいた会話文が出題。
③文法・語彙問題
- 空所補充と語句整序形式で出題されている。
難易度
- 読解問題の英文は標準レベルなので、さほど心配する必要はない。しかし、設問自体は、内容をよく把握していなければ解けないものなので、注意が必要。
- 文法・語彙問題は、標準レベル。
- 試験時間に余裕があるわけではないので、時間配分を意識して取り組もう。
対策
①読解力の向上を
- 読解問題の過去問に取り組む際は、ただ漫然と読み進めて、頭の中だけで解答を考えるのではなく、本番と同じように問題冊子に書き込みをして、選択肢を検討し、明らかに不正解のものは×をつけるなどして最終的な解答を出すこと。
- 慣れないうちは多少時間がオーバーしてもかまわないので、丁寧に最後まで解いてみよう。流し読みだけでは実力はつかない。
- 英文の量や問題量に慣れるためには、英検2級の過去問なども参考になる。
②文法・語彙を整理しよう
- 説明の詳しい問題集を選んで、じっくりと英語の文法体系について研究しておこう。
- 語彙は、教科書や問題集の英文に出てきた単語を丹念に覚えていくのが一番。
- 効率よく覚えるには市販の単語集で頻出単語を一気に暗記するのもよい。その際、英単語を見たらその日本語が確実に言えるようになるまで繰り返すこと。
☞オススメ参考書『UPGRADE 英文法・語法問題』(数研出版)、『速読英単語 必修編』(Z会)
③時事問題や一般教養にも関心を
- 長文読解問題では、多角的に時事問題や一般教養の力をみようという意欲が感じられ、内容も広範囲にわたっている。
- 対策としては、新聞をよく読むことが第一。余裕のある人は、若者向けの基本的な科学関連の本を紐解くのもよいだろう。