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東京大学の合格体験記

A.T.さん

理科一類/前期日程/2025年度合格/東京都出身

合格のポイントを教えてください。

私が合格できた最大のポイントは、目標とする人物を見つけ、その人物に少しでも近づけるよう、受験勉強を通じて忍耐力を磨き、修養を積むことができた点です。私は独特な視点や表現と流暢なトークで人気を博す東大理学部物理学科卒のYouTuberに憧れて東大理一を志望しました。東大受験生の皆さんも東大出身の憧れの人物を見つけ、東大受験という試練を乗り越えて合格をつかみ取れるよう頑張ってください。来春、駒場キャンパスでお会いしましょう!

赤本をどのように活用していましたか?また、効果的な使い方があれば教えてください。

私は東大の赤本を発売から間もない6月上旬頃に購入しました。世の中には「過去問は試験本番が近くなるまで取っておきたいから過去問を急いで買う必要はない」という考えの人もいますが、私はむしろその逆で、どのような問題が実際に出題されたのかや、近年の傾向や対策についてのプロの分析と講評をいち早く知りたかったので、発売直後に迷わず購入しました。また、自分の勉強机に東大の赤本が置いてあることで「絶対に東大に受かってやる!」という功名心がいっそう沸き立ち、赤本の存在自体が受験勉強のモチベーション維持に貢献する効果もありました。したがって、もしこの文章を書店で立ち読みしているのであれば、今すぐ購入されることを強くお勧めします。

苦手な科目はどのように克服しましたか?

私は理系にもかかわらず数学が苦手だったため、東大を目指すようになってから数学は必ず毎日勉強しました。また、全勉強時間の半分は数学に充てられるよう日々の勉強スケジュールを立てていました。その甲斐もあり、最終的には得意科目である英語の次に数学が得意になりました。総じて言えることは、苦手意識のある科目はそもそも勉強時間が絶対的に足りていません。裏を返せば、苦手科目であっても勉強時間さえきちんと確保して真剣に取り組めば、苦手科目はいつか必ず得意科目になります。受験生の皆さんも苦手科目だからといって決して諦めることなく、粘り強く取り組んでください。

試験当日の試験場の雰囲気はどのようなものでしたか?交通事情、注意点等があれば教えてください。 

試験当日は、万が一電車が止まっても必ず試験場に到着できるよう自宅から試験場までの往復タクシー代相当の現金を持参しました。また、体調は万全でしたが、急な体調不良に備え、解熱剤や咳止め等の薬も持参しました。服装については、試験場で体温調節がしやすいようダウンコートの下に脱ぎやすい上着を4枚着ていきました。昼食は参考書を読みながら片手だけで食べられるものを中心にコンビニで買って行きました。

普段の生活の中で気をつけていたことを教えてください。

私は少なくとも毎日7時間は寝ないと日中に必ず眠くなってしまう体質のため、睡眠時間を必ず確保した上で、勉強時間を最大化できるよう日々の生活の中で無駄に過ごす時間を極力減らす努力をしました。睡魔に襲われながら勉強するようではタイムパフォーマンスは当然下がるため、本来得られるはずだった知識量を得られていないことになってしまいます。睡眠時間は勉強時間と同じくらい大切なので、睡眠時間を必要以上に減らすことだけは絶対に避けましょう。

H.T.さん

文科二類/前期日程/2024年度合格/山口県出身

赤本をどのように活用していましたか?また、効果的な使い方があれば教えてください。

過去問を解いた後は、赤本・青本・塾(東進)の3つの解答例を見比べて自分の解答を吟味していました。時間はかかりますが、複数の解答例を参照することでより自分に合った(自分にも書けそうな)解答を探すことができます。特に赤本は、受験生の視点や語彙力に一番近い解答が多く、とても参考になりました。また、大学受験といえば赤本なので、志望校の赤本を手にするだけでモチベーションが上がりました。息抜きに先輩の合格体験記を読むのもオススメです。

共通テストと二次試験とでは、それぞれの対策の仕方や勉強の時間配分をどのようにしましたか?

東大は共通テスト20%、二次試験80%の配点だったので、二次試験対策を重視しました。共通テスト対策は、学校の授業で扱う共通テスト対策のテキストやマーク模試の解き直しのみをしていました。年明けから本格的に対策を始めた共通テストは本番であまり点が取れずに落ち込みましたが、あくまで二次試験が本命だとすぐに気持ちを切り替えました。二次試験対策は、過去問10年分、冠模試計9回を解き直しまでしっかりやり切ったので、大きな自信になりました。

どのように日々の学習計画を立て、受験勉強を進めていましたか?

私は細かな学習計画を立ててもだいたい達成できなかったので、大雑把に学習計画を立てていました。「来週までに課題を終わらせる」「次の模試までに今回の模試の解き直しをする」などのようになるべく緩めに目標設定することで、ずぼらな私でも継続的に勉強できました。また、手帳にその日一日の勉強時間を大まかに記入することで、自分の頑張りが可視化できました。私の場合は、教科ごとに厳密に時間を計りすぎると続かないし勉強の質が落ちそうだったので、全教科のだいたいの勉強時間を記入することを心がけていました。

学校外での学習はどのようにしていましたか? 予備校やオンライン学習など利用状況を教えてください。

高校3年間、学校近くの東進衛星予備校に通い映像授業を受けていました。映像授業の最大のメリットは、私のような地方の公立高校生でも全国の有名講師陣の授業を受けられることです。東大は都会と地方の教育格差が顕著で、毎年首都圏の中高一貫校や有名進学校出身の合格者が多数を占めます。特に受験競争が激しい東大に地方公立高校から現役合格するためには、こういった予備校などに通い、数学や社会の先取り学習をして徹底的に演習を積むことが大事だと思いました。

東京大学を攻略する上で、特に重要な科目は何ですか?

東大文科では、数学が合否を分けると思います。国語は差がつかず、社会はとりあえず暗記、英語も一定のところで差がつきにくい(帰国子女は除く)のに対し、数学は苦手な受験生が多く、安定して高得点をとれると大きなアドバンテージを取れるからです。ちなみに私は数学の点が安定せず苦手意識がありました(秋の東大実践模試で80点中3点でした・・・)。しかし直前期に、新しい問題に一切手を出さず過去問10年分と今まで受けた東大模試9回分をすべて解き直すことでやっとコツをつかみ、二次試験本番は周りと差をつけられるくらい点を取ることができました。

スランプのときはどのように抜け出しましたか?

どんなにつらくても、朝起きられなくても、頑張って学校に通うようにしていました。学校で友だちと何気ない会話をしたり、しょうもないことで笑いあったりするだけで、驚くほど元気をもらえました。受験期はどうしても視野が狭くなり、精神的にどんどん追い詰められがちですが、友だちパワーで乗り切りましょう。家族とのコミュニケーションの時間も大切にしましょう。今きついのは、高みを目指して頑張っているから。周りのサポートへの感謝の気持ちを忘れずに、適度に息抜きをしながら受験勉強に励んでほしいです。

模擬試験の上手な活用法を教えてください。

徹底的に解き直しをすることです。模試を受けて復習しないなんて、もし費用と受験時間をむだにしたようなものです。模試は結果返却が遅いことが多いので(1~2カ月程度)、受験後はすぐに復習してまとめノートを作り、結果返却後にまとめノートを見直して軽く復習するとちょうどよいと思います。高3の秋は学校の模試と冠模試が続いて解き直しも間に合わずに軽くパニックになりますが、優先順位をつけて復習していくとよいです。

併願する大学を決める上で重視したことは何ですか? 

共通テスト利用で早稲田大学の政治経済学部、社会科学部、法学部に出願しましたが得点率86~87%で全部落ちてしまい、慶應義塾大学の一般入試(経済学部、商学部)は出願しましたが、時間的・精神的余裕がなく結局受けに行きませんでした。併願大学としてはかなり強気の出願をしましたが、後悔はしていません。早稲田と慶應の一般入試は東大の二次試験に日程が近く、試験も私立特有の難しい英単語などが出題されるようなので、ある程度対策が必要かもしれません。合否発表も東大の二次試験の直前で、不安材料が増えてしまう可能性もあります。私は二兎を追うと一兎も得られない気がしたので、慶應受験はやめて東大対策に専念しました。

試験当日の試験場の雰囲気はどのようなものでしたか?交通事情、注意点等があれば教えてください。 

東大は首都圏を中心とした超進学校の生徒たちや浪人生が数多く受験するため、地方の公立高校から一人で受験しに来た私は少し孤独を感じました。また、試験当日の朝の電車内は参考書で最終確認をする受験生で満員でした。休憩時間は女子トイレに列ができましたが、いったん受験のことを忘れる気分転換の時間となりました。緊張のほぐし方としてオススメしたいのは、無理やり笑顔を作ることです。嬉しいときに自然とスキップがしたくなるように、心と体はつながっているので、口角を上げるだけで不思議と気分が落ち着きます。共通テストと二次試験で実証済みです。試験監督と目が合って少し気まずくなりましたが…。

D.T.さん

理科一類/前期日程/2024年度合格/愛知県出身

時間をうまく使うためにしていた工夫があれば、教えてください。

移動中の隙間時間は英単語や古文単語の暗記に充てました。また、外出中に予期せぬ待ち時間が発生した場合に備え、英単語帳は常に携帯していました。運動中や入浴中は英語の音声教材を聴くことでリスニング対策の一助としました。食事は、おにぎり、サンドイッチ、バナナといった箸を使わずに片手で食べられるものをできるだけ選び、食事中も勉強ができるよう心がけていました。なお、自宅のトイレにはトイレ内専用の英単語帳を常備しておきました。

東京大学を攻略する上で、特に重要な科目は何ですか?

英語だと思います。東大の英語はスピーキングを除くすべての能力が試される問題形式となっているため、当然ながらリスニング対策も必須です。また、試験時間の割に問題量および文章量が実に多いことから、英語の試験を通じて英語力のみならず言語処理能力の速度も問われる内容となっています。このように、東大の英語は受験生の実力を正確に点数化できるよう緻密に作問されているため、英語で実力以上の点数を狙うのは至難の業です。よって、日々の地道な勉強の積み重ねが最後に物を言うため、英語が特に重要な科目であると思います。

苦手な科目はどのように克服しましたか?

私は国語の現代文が苦手だったため、日常生活においても活字に触れる時間を意識的に設けるよう心がけていました。例えば、1日30分程度は新聞を読んで読解力を鍛えるようにしていました。また、ただ読むだけでなく、知らない言葉に出会った際は、その都度ネットや辞書で意味を調べ、語彙力も同時に養っていました。そうすることによって、現代文が徐々に苦手ではなくなり、最終的には他科目の足を引っ張らない程度にまで成績を向上させることができました。

普段の生活の中で気をつけていたことを教えてください。

心身の健康を維持するため、私は部活引退後も適度な運動と早寝早起きの習慣を日々心がけていました。心身ともに健康でなければ、受験というマラソンを完走することはできないと思います。したがって、適度な運動と早寝早起きの確立は受験を成功させるうえでの必要条件であると考え、勉強時間が多少減ったとしても、この2つは必ず守るようにしていました。