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札幌大学の傾向と対策
一般選抜A日程/一般選抜B日程
【英語】
傾向
※2024・2025年度の分析
基本的な長文読解力、口語的表現力、文法・語彙と、オールラウンドな実力を見る良問
| 出題形式 |
【一般選抜A日程(全専攻共通)、B日程】 大問4題(〔1〕読解 〔2〕文法・語彙 〔3〕会話文 〔4〕文法・語彙) 【一般選抜A日程 英語専攻・特待生(英語重視)】 大問4題(〔1〕リスニング 〔2〕読解 〔3〕英作文 〔4〕英作文) |
| 制限時間 |
【一般選抜A日程(全専攻共通)、B日程】 60分 【一般選抜A日程 英語専攻・特待生(英語重視)】 50分 |
| 解答形式 |
【一般選抜A日程(全専攻共通)、B日程】 選択肢問題中心(一部記述問題) 【一般選抜A日程 英語専攻・特待生(英語重視)】 記述問題中心 |
出題内容
- 長文読解: 内容真偽などの選択式問題のほか、英文和訳や内容説明などの記述問題が出題される。
- 会話文: 日常的な会話文を材料に選択肢の中から文脈に合う文を選ぶ形式。
- 文法・語彙: 空所補充中心。文法・語法の基本的知識を問うものが多く、語句整序も例年出題される。
〈以下、A日程 英語専攻・特待生(英語重視)のみの出題〉
- 英作文: 一続きの和文を数問に分割した形式。2024・2025年度は会話文の英訳も出題された。
- リスニング: 英語の会話を聞いて答える問題と、英文を聞いて答える問題の2部構成。
難易度
- A日程(全専攻共通)・B日程ともに、出題される長文はおおむね標準的。
- 内容真偽など文法・語彙の選択問題は、まぎらわしい選択肢があるので注意。
- 語句整序は、英文の構造をしっかりつかんでいればそう難しい問題ではない。
- 長文読解は20〜30分、その他は1問1分ほどで解答できるようにしておきたい。
- A日程の英語専攻・特待生(英語重視)の問題は分量も多く、内容も骨のあるものになっている。
対策
①読解力
- 内容真偽問題
- パラグラフリーディングで効率よく正確に内容を把握する方法を会得する。
- 比較的やさしい英文を数多く読みこんで、内容把握の練習をする。
- 記述問題
- 参考書などで、必ず実際に自分の手で書いてみるという練習をする。
☞オススメ参考書:『やっておきたい英語長文 300』(河合出版)
②語彙力
- 英語の力の基本になる語彙の知識を増やす。
- まずは単語集の基礎〜標準レベルを完壁に覚える。
- さらに、教科書や問題集で生きた形で使われているものにたくさん触れる。
③文法・作文力
- 頻出の空所補充や語句整序は、基本的な文法事項、熟語、構文が中心。
- それらを学習しながら、問題集で類似する形式の問題にあたるとよい。
- A日程の英語専攻・特待生(英語重視)は和文英訳が出題されており、上記に加え、問題集で重要構文を例文ごと覚えるのも有効。
☞オススメ参考書:『Bright Stage 英文法・語法問題』(桐原書店)、『大学入試 英作文 ハイパートレーニング 和文英訳編」(桐原書店)』
④会話文
- 日常会話でよく使われる定型表現をしっかり身につけておく。
- 空所補充では空所の前後の文に気をつけるとよい。
- 疑問文が頻出なので、疑問文の種類とその答え方について、時制や助動訶に注意しながら学習しよう。
【日本史】
傾向
※2024・2025年度の分析
史料問題が頻出!
分野別の学習に重点を
| 出題形式 | 大問4題 |
| 制限時間 | 60分 |
| 解答形式 |
選択式・記述式中心で、論述問題や正誤・配列問題の出題もある。 史料問題では、新聞記事を引用した問題文や、史料などを多用した会話形式での出題もみられる。 |
出題内容
- 時代別: 原始・古代、中世、近世、近現代から1題ずつの出題が多いが、複数の時代にまたがる通史もみられる。
- 分野別: 政治史、外交史、社会経済史、文化史の4分野からバランスよく出題されている年度が多い。
難易度
- 教科書で太字になっている基本的事項を中心とした出題が多いが、なかにはかなり詳細な内容を問う問題もみられる。
- 史料問題は頻出史料からの出題が多いが、史料本文の空所補充問題では細かな知識を問われることもあるので注意。
- 試験では基本的な問題は手早く解答し、史料問題や論述問題に十分な時間をかけたい。
対策
①教科書を中心とした基礎的学習
- 学習の基本は教科書を徹底的に読むこと。
- 太字の重要歴史用語・人名を基本に、前後の歴史的背景や、図表や脚注も確認しながら丹念に読む。
- そしてそれらを、論述問題を意識して自分の言葉で説明できるようにする。
- 論述は、参考書を活用して実際に書いて練習しておくことが大切。
☞オススメ参考書:『書いて深める日本史論述問題集』『みるみる論述力がつく日本史』(ともに山川出版社)
②史料問題対策
- 教科書に掲載のある基本史料については、どの時代のどのような事柄に関する史料か、出典名は何かなど内容を理解する。
- 学校で使用している史料集を活用するとよいが、使用のない場合は以下の参考書などを活用して出題のポイントを押さえておく。
☞オススメ参考書:『詳説日本史史料集』、『読み解く日本史 基本史料問題集』(ともに山川出版社)
③歴史用語・人名の正確な表記
- 記述式の問題は、歴史用語を正確に書くことが重要。
- 歴史用語の読み方を問う問題も出題されている。
- 問題集を活用して、歴史用語を正確に読み書きできるように練習しておく。
☞オススメ参考書:『山川一問一答 日本史』(山川出版社)
④分野別の学習
- 例年、政治史、外交史、社会経済史、文化史など、分野がはっきりした出題が多い。
- 教科書や年表を活用して、分野ごとに重要事項を自分でまとめておくことが望ましい。
【世界史】
傾向
※2024・2025年度の分析
2024年度は200字論述問題が出題
地図問題にも注意
| 出題形式 | 大問4題 |
| 制限時間 | 60分 |
| 解答形式 |
選択式と記述式が中心だが、論述問題(使用語句指定)も出題されている。 2024・2025年度は地図問題も出題された。 |
出題内容
①地域別
- 欧米地域はヨーロッパやアメリカ中心の出題。
- アジア地域は中国や西アジア地域からの出題が目立つ。
- ヨーロッパ・西アジア・中国・東南アジア・インドなど、ユーラシア大陸規模の幅広い地域を扱う大問も出題されている。
②時代別
- 教科書の章や節に沿って比較的短期間の時代が大問として設定される傾向が強い。
- 2025年度は現代史のウエートが高まった。
③分野別
- 政治史・国際関係史が中心。
- 年度によっては文化史や経済史からも出題されている。
難易度
- 大半は教科書レベルの標準的な問題。
- 記述式の出題が必ずあるので、人名・語句を正確に記述できるようにしたい。
- 論述問題は使用語句が指定されるので、論述の方向性はつかみやすい。
- どれくらいの時間を論述問題にあてられるか時間配分に工夫が必要。
対策
①教科書中心の学習を
- 教科書を偏りなく熟読して基本的な歴史の流れを把握し、学習が手薄な時代・地域、分野をつくらないように心がける。
- 重要事項に関しては年代まで含めた正確な知識を身につけておく。
- 自分が使用する教科書に言及されていない歴史事項を確認・理解するために用語集も必ず併用する。
- 地図問題対策として歴史的地名や都市の位置は必ず確認しておく。
☞オススメ参考書:『世界史用語集』(山川出版社)
②正確な記述力の養成を
- 記述式に備えて人名や語句を実際に書けるようにしておく。
- 特に中国史における漢字は覚えにくいので、間違えやすい漢字を一覧表にまとめるなど工夫する。
③論述問題の対策を
- 字数は年度によって異なるので、小論述と中論述のどちらにも対応できるようにしておく。
- 問題形式は「事項の説明」、「AとBの比較」、「CからDへの因果関係」や「経緯の説明」など、いくつかのパターンがある。
- 指定語句が設定されることが多いので、重要語句を組み合わせて文章を書く練習に取り組む。
【地理】
傾向
※2024・2025年度の分析
地図や資料提示による問題が多出
基本事項の理解力がバランスよく問われる
| 出題形式 | 大問4題 |
| 制限時間 | 60分 |
| 解答形式 |
記述式と選択式中心だが、論述問題も出題されている。 計算問題が出題される年度もある。 |
出題内容
- 教科書準拠の基本事項が全分野からバランスよく出題されている。
- 用語や地名に関する知識を問う問題が大半であるが、国や地域の位置を問う問題もみられる。
難易度
- 教科書レベルの基本的な問題が大半。
- 一部にやや詳細な知識を要する設問も含まれるが、リード文を読むことで判別できる場合も多い。
対策
①基本事項の習得
- まずは教科書をしっかり読む。
- 太字で書かれている用語を中心にマーカーでチェックを入れ、文章全体を理解しながら用語を覚える。
- 覚えた用語は用語集で再確認すること。
- 記述問題に備えて用語は正確に書くことができるようにする。
- 教科書に掲載されている写真も確認しておく。
☞オススメ参考書:『地理用語集』『山川一問一答地理』(ともに山川出版社)
②地図帳の活用
- 地図をベースにした設問が比較的多いため、学習の際に地図帳は不可欠。
- 個々に内容を暗記するのではなく、学習した内容を地図帳を使って整理する習慣を身につける。
③計算問題の対策
- 年度によっては地形図の縮尺が問われることもある。
- 問題集にあたって練習を積んでおこう。
④地形図の対策
- 日頃から地形図の問題や地図帳などで地図記号を確認し、読図に慣れておく。
⑤統計に親しむ
- 統計学習で大切なのは、統計数値の暗記ではなく、「なぜこれらの国々が上位にあるのか」ということを考えながら統計を読み取ること。
- 各種統計がコンパクトにまとめられている便利な参考書を活用しよう。
☞オススメ参考書:『データブックオブ・ザ・ワールド』(二宮書店)、『大学受験対策用 地理データファイル』(帝国書院)
【公共、政治 ・経済】
傾向
※2024・2025年度の分析
政治・経済分野とも選択・記述中心
時事問題に注意
| 出題形式 | 大問5題 |
| 制限時間 | 60分 |
| 解答形式 | 選択式・記述式中心だが、論述問題(使用語句指定)も出題されている。 |
※2024年度は「政治・経済」としての出題。
2025年度より「公共、政治・経済」としての出題となったが、「公共」の出題範囲は「政経関連部分」を基本とすることが公式にアナウンスされている。
出題内容
- 政治・経済の両分野からそれぞれ偏りなく出題され、以下が頻出項目。
- 政治分野: 人権問題や統治機構 民主政治の諸問題が頻出
- 経済分野: 需要と供給、貿易理論、戦後の経済体制・制度史、社会保障や労働問題
- 基本的事項を問う中で、時事問題をあわせて出題している点に注意。
難易度
- 難問はほとんどなく、大半が基本的事項からの出題。
- 一部に時事問題や仕組みの理解を問うものもあるので、暗記だけでなくしっかりと問題の背景や仕組みを理解していないと対応は難しい。
- 試験では論述問題に十分な時間をあてられるように、時間配分に注意が必要。
対策
①基本的知識を身につける
- まずは教科書をしっかり読んで内容を理解する。
- さらに、用語集を活用して言葉の意味を確認し、必ず書いて学習する。
- 苦手分野をつくらないように、理解するまで繰り返し学習する。
- 論述問題では現代社会についての基本的な理解が求められるので、文章で説明する練習ができるとよい。
☞オススメ参考書:『政治・経済用語集』(山川出版社)
②過去問研究を徹底する
- 過去問を繰り返し解くことで頻出分野や時事問題の傾向がわかり、以下のような対策の重点がみえる。
- 政治分野
- 国際政治や統治機構について、関係する憲法条文もあわせてマスターする。
- 経済分野
- 国内・国外を問わず経済体制や制度のあり方の変遷をしっかり頭に入れる。
- 具体的な年代や配列を問う設問もみられるため、主要な事柄は年代とセットで学習する。
③時事問題に関心をもつ
- 教科書の基本的知識とあわせて時事問題がよく出題されている。
- 学校で使用している資料集のほか、新聞やニュースなどを日々読んだり見たりするなど、今、世の中で何が起こっているのかという意識をもっておくことが大切。
- 問題集などを活用して時事的トピックスを押さえるとよい。
☞オススメ参考書:『ニュース検定公式テキスト&問題集』(毎日新聞出版)
【数学】
傾向
※2024・2025年度の分析
基本問題が中心
題意の読み取りと確実な計算力が決め手
| 出題形式 | 大問5題 |
| 制限時間 | 60分 |
| 解答形式 | 全問記述式(B4サイズの解答用紙1枚に答えのみを記入する形式) |
出題範囲(2025年度(新教育課程))
- 数学Ⅰ、A(図形の性質、場合の数と確率)
出題内容
- すべての範囲について出題されている。
- 頻出項目
- 数と式: 式の展開や不平等式
- 2次関数: 最大・最小、頂点、直線との共有点
難易度
- 教科書の例題や章末問題程度の基本的な問題が中心で、試験時間中に十分完答できる分量。
- グラフを図示する力や問題文を読み取って正しく図形を描く力も必要。
- 分数で答えさせる問題が多く、計算力が問われている。
対策
①教科書の徹底学習
- 基本的な問題を確実に解くことが合格への一番の近道。
- 教科書の例題を1題1題しっかりと解き、基本事項を完全に理解しておく。
- そのうえで教科書の練習問題・章末問題を繰り返し解き、理解を確実にする。
②問題集の利用
- 学校で用いた問題集などでたくさんの問題を反復練習しておく。
- 以下はよく出題されているので、問題集を利用して慣れておく。
- 2次関数のグラフと直線についての問題
- 図形と計量(三角比)
- 場合の数と確率の問題
☞オススメ参考書:黄チャート『チャート式 解法と演習』シリーズ(数研出版)
③計算力の充実
- 解答用紙に答えのみを記入する形式なので、日頃から以下のことを心がけ、確実で正確な計算力を養っておく。
- 問題を最後まで自力で解ききる。
- 無駄のない正確な計算の工夫をする。
【国語】
傾向
※2024・2025年度の分析
現代文は文章の丁寧な読みが求められる
古文は基本的な知識の確認が必要
| 出題形式 |
大問3題(〔1〕〔2〕現代文 〔3〕現代文 または〔4〕古文) ※〔1〕〔2〕は全員が解答、〔3〕〔4〕はどちらか1題を選択して解答 |
| 制限時間 | 60分 |
| 解答形式 | 記述式・選択式の併用 |
出題内容
①現代文
- 評論を中心に出題されており、言語に関する文章が頻出だが、分野は多様。
- 〔2〕は例年小説だが、2024年度は講演や対談形式の文章が出題された。
- 小説は近代の著名な作家の作品が出題されることもある。
- 書き取り・読みが頻出。
- 箇所指摘問題や空所補充問題も多く、文学史が出題されることもある。
- 記述式の内容説明問題もみられる。
③古文
- 教科書に掲載されるような有名な作品から出題されることが多い。
- 語意、内容説明、口語訳などが出題される。
- 文法事項はもとより、文学史など古典の知識が広く求められる。
難易度
- 現代文・古文ともに全体としては平易。
- 現代文: 文章が短めで、内容の明快なものが多いが、意見論述問題など時間を必要とする問題も出題されている。
- 古文: 文章は教科書レベルの標準的なものだが、古典常識の知識がないと難しい設問もみられる。
- 1題20分以内を目安に、解きやすそうな大間から解いていくとよい。
対策
現代文
- 教科書の文章をしっかり勉強する。
- 「読む」習慣をつける。
- 新聞の社説、コラムや解説記事、寄稿記事などを日々読む。
- 岩波新書などの新書を読んでみるのも有効。
- 読書は漢字の読み書きや語彙力の向上にもつながる。
- 標準的な問題集などで設問への対応力をつける。
- 記述問題は、指示内容、具体例、言い換えなどに注意して、文章の構成や流れ、つながりを把握することで、設問の要求する箇所を的確につかめるようにする。
- 本文中の表現を用いて要領よくまとめる練習も大切。
- 漢字の書き取り・読みは必出なので漢字の問題集による演習は欠かせない。
- 国語便覧などで文学史的な知識も十分につけておく。
☞オススメ参考書:『大学入試 全レベル問題集現代文〈3 私大標準レベル〉』(旺文社)
古文
- 基本的な文法知識(助動詞の文法的意味など)は必ずマスターする。
- そのうえで多くの古文に接し、文脈を読み取る力を養う。
- 基礎的な読解力を身につけるため、短い説話などで話の流れを正確に追うことができるように訓練しておくとよい。
- 和歌や俳句も出題されることがあるので、和歌や俳句の含まれた文章も読んで慣れておく。
- 以下に挙げる古典常識の基礎的な知識も増やしておく。
- 文学史
- 月の異名
- 俳句の季語
- 基本的な語の読み
- 当時の習俗 など
☞オススメ参考書:『大学入試 全レベル問題集古文〈3 私大標準レベル〉』(旺文社)