同志社大学
同志社大学の傾向と対策
社会学部-学部個別日程(一般選抜)
【英語】
傾向
※2024~2026年度の分析
長文読解2題と会話文1題の出題 速読力と精読力の養成が不可欠
| 出題形式 | 大問3題(読解問題2題、会話文・英作文問題1題) |
| 制限時間 | 100分 |
| 解答形式 | ほとんどの設問が選択式 記述式は、読解問題の英文和訳と、会話文問題の和文英訳がそれぞれ1問ずつ。 |
出題内容
- 読解問題の分量が圧倒的に多く、明らかに読解・内容把握力が重視されている。
- 会話文の分量も、入試問題としては多い部類。
- 日本語の介在なしで英語をそのまま理解できる力、いわゆる速読即解力をみることが主眼になっていると考えられる。
①読解問題
- 読解英文は論説文が多く、内容は人文・社会・自然科学と多岐にわたっている。
- 主旨がはっきりしており、語彙的にはおおむね標準レベルの英文。
やや難しい語彙が含まれていたり、中略がなされている箇所もある。 - 設問は、記述式の英文和訳のほか、空所補充、同意表現、内容説明、語句整序、内容真偽などが頻出。
②会話文
- 会話文のテーマは日常的なものを中心に、やや専門的なものが取り上げられることもある。
- 設問は、空所補充と記述式の和文英訳。
難易度
- 全体としては標準的なレベル。
- 個々の設問をみると、なかには紛らわしい選択肢を含む問題や、慣用表現に関する深い知識を要求する問題もある。
- 和文英訳は例年標準的なものであり、特に英訳しづらい日本語表現は含まれていない。
- 英文は設問もおおむね標準的とはいえ、試験時間内にこれだけの量の英文を読み、正解に達するのは容易ではない。
- 普段から制限時間を設定した上での長文読解のトレーニングが不可欠。
対策
①精読力+速読即解力を養成する
- 精読力を身につけるには、まずは学校の授業を中心として基礎を固め、参考書や問題集で応用力を高める。
- 特に大切なのが、構文・文法・語法・代名詞が指す内容などに注意しながら綿密に読むこと。
- 難しそうな箇所や複雑な構文が使われているところは、和訳をして英文和訳の練習も同時に行ってしまおう。
- 不明な箇所は、文法書や辞書で徹底的にチェックするようにしよう。
- 入試に頻出の文構造を解説している、英文解釈に特化した参考書を1冊仕上げることも有効。
☞オススメ参考書『論理を捉えて内容をつかむ 大学入試 英文解釈クラシック』(研究社)、『ひと目でわかる英文読解』(教学社) - 速読即解力の養成は、副読本や英字新聞あるいは英語雑誌などを利用するのがよい。
- 高校生でも読みやすいレベルの英語を使った新聞や雑誌が数多く発行されている。
☞オススメ The Japan Times Alpha(ジャパンタイムズ出版)、Asahi Weekly(朝日新聞社)などの英字新聞 - 実際に入試で出題された問題を解き、設問になっていない箇所で気になる文を和訳するのも、効果的・実戦的な学習方法。
- 問題集は、解答と解説が充実しているものを選ぶことが必須。
☞オススメ参考書 難関校シリーズ『同志社大の英語』(教学社)、『竹岡の英語長文SUPREMACY 至高の20題』(Gakken)など
②文法知識を確実に
- 文法・語彙問題は独立した大問としては出題されていないが、読解力や英作文力の裏付けとしても大切。
- 信頼できる文法書を選び、1つの単元が終わるたびに問題集でチェックして、うろ覚えだったところや不明なところは文法書に戻って復習する。
- このような学習を繰り返し、1冊の文法書を完全に読破できれば、文法力が定着するだろう。
- 受験生が間違えやすいポイントを完全網羅した総合英文法書を手元に置いて、調べながら学習すると効果アップ。
☞オススメ参考書『すぐわかる英文法』(教学社) - 最終チェックとして、過去の入試問題にあたっておくとよい。
③英英辞典を活用する
- 同意表現など、類似の表現のニュアンスや用法の差を理解していないと解答できない設問が多く出題されている。
- この種の問題に対応するためには、語彙を増やすことが不可欠。英英辞典を利用するのも一手。
- 英英辞典は語彙力増強のほかに、速読即解力を養成するのにも大いに役立つし、和文英訳のセンスを磨くことにもつながる。
☞オススメ 『ロングマン現代英英辞典』(Pearson Japan):非英語圏に住む人向けの学習辞典として、日本だけでなく世界的に定評がある
神学部・商学部・心理学部・グローバル地域文化学部-学部個別日程(一般選抜)
【英語】
傾向
※2024~2026年度の分析
バランスのとれた長文読解力が必須 語彙力と速読力の徹底的な強化を
| 出題形式 | 大問3題(読解問題2題、会話文・英作文問題1題) |
| 制限時間 | 100分 |
| 解答形式 | 選択式と一部記述式(読解の英文和訳と会話文の和文英訳がそれぞれ1問ずつ) 選択式はマークシートではなく、選択肢の番号を解答用紙に記入する形式。 |
出題内容
①読解問題
- 題材となる英文は、論旨が明快な評論文が中心。
文化、歴史、科学、社会などさまざまな分野が取り上げられており、内容も読みごたえがある。 - 設問も含めたその総語数の多さ(つまりは長さ)ゆえに、かなりの速読力と集中力を要する。
- 設問は、空所補充、同意表現、内容説明、語句整序、内容真偽などが頻出。
- 記述式の英文和訳も例年必ず出題されている。
②会話文・英作文問題
- 特別な口語表現が問われることは少なく、会話の展開も理解しやすいものが多い。
- 記述式の和文英訳が必ず出題されており、正確な英語表現能力も試されている。
難易度
- 読解問題は、2題の難易度にやや差がある場合も想定される。
英文の分量が多いことや、語彙のレベルもやや高いことを考えると、地道な訓練が必要。 - 会話文問題は基本的なレベルでの出題だが、それだけに高得点を狙わなければならないだろう。
- 時間配分は、読解問題2題で75〜 80 分、会話文問題20〜 25 分が目安。
対策
①読解力の強化
- かなり分量の多い英文に取り組まなければならないため、長文読解力を強化する訓練は欠かせない。
- 文構造を正確に把握して和訳する練習(英文解釈)をしっかりと行う。
- 次に、できるだけ速く、そして正確に内容を理解しながら英文を読む練習をする。
- 多少長い英文であっても論旨を見失わずに最後まで読み続ける集中力も養う必要がある。
- 数多くの長文を読む練習が不可欠。
- 最初は短めのものや内容を理解している教科書の文章でもよいので、毎日少しでも英文を読む習慣をつける。
- 慣れてきたら、問題集を利用し、さまざまなテーマの長文問題に取り組もう。
☞オススメ参考書『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』(教学社) - わからない単語があっても文脈や単語の構造などから意味を推測する訓練をしておくと効果的。
- さらには段落ごとに要旨をつかみ、内容真偽問題にも対応できるようにしておこう。
②語彙力の強化
- 読解問題の中で、同意表現を選択する問題が数多く出題。
- 単語レベルで同意語を選ぶ問題と、句・節・文レベルで同意表現を選ぶ内容説明問題の2つのタイプがある。
- 単語レベルの問題は、ほとんどが知識で解けるものである。多義語の知識も必要とされる問題もある。
→何らかの単語帳を必ず利用して、普段から徹底した語彙力強化を図ろう。 - 句・節・文レベルで同意表現を選ぶ内容説明問題は、前後の文意も含めて理解した上で判断しなければならない場合が多い。
→読解問題を解く際には、語句や表現の意味を逐語的にとらえるだけでなく、文脈に応じた意味を考える訓練をしておこう。
③記述力の強化
- 記述式の英文和訳と和文英訳が出題されている。
- 実際に自分の手で解答を書く訓練をして表現力を養っておこう。
- 和文英訳は、会話文問題の中に組み込まれて出題される。
→会話の定型表現も含め、さまざまな表現を例文の形で覚えておくと役立つ。 - 正確な和文英訳のために、総合英文法書を手元に置き、文法力強化も図っておきたい。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)
④徹底した過去問研究
- 全学部、同レベル・同形式で出題されているので、他学部の過去問も利用して徹底的に演習を重ねておくとよい。
- 時間配分にも注意して練習しておくと、本番でも落ち着いて取り組めるだろう。
☞オススメ参考書 難関校過去問シリーズ『同志社大の英語』(教学社)
政策学部・文化情報学部〈文系型〉・スポーツ健康科学部〈文系型〉-学部個別日程(一般選抜)
【英語】
傾向
※2024~2026年度の分析
長文読解中心の出題 速読力と精読力の養成が不可欠
| 出題形式 | 大問3題(読解問題2題、会話文・英作文問題1題) |
| 制限時間 | 100分 |
| 解答形式 | 選択式と一部記述式 記述式は、読解問題の英文和訳、会話文問題の和文英訳、それぞれ1問ずつ。 |
出題内容
- 読解問題の分量が圧倒的に多く、明らかに読解力や情報処理の速度が重視されている。
- 会話文問題の分量も、入試問題としては多い部類に入り、速読即解力をみることが主眼であると考えられる。
①読解問題
- 読解英文は、論説文や説明文の出題が中心で、内容は人文・社会・自然科学とバラエティーに富んでいる。
- 英文の主旨がはっきりしており、語彙的には標準〜やや難レベルであるが、語注を参照することができる。
- 設問の内容は、記述式の英文和訳のほかに、空所補充、同意表現、内容説明、内容真偽、語句整序などが頻出。
- 選択肢にかなり長い英文が含まれることがある。
②会話文
- テーマは日常的なものを中心に、やや専門的なものが取り上げられることもある。
- 設問は、空所補充と記述式の和文英訳。
難易度
- 個々の設問をみると、全体的には標準的なレベルの問題。
- ただし、なかには紛らわしい選択肢を含む問題や、慣用表現に関する深い知識を要求する問題もある。
- 和文英訳は例年標準的なもの。
- 英文も設問も標準的であるとはいえ、試験時間内にこれだけの量の英文を読み、なおかつ正解に達するのは容易ではない。
- 普段から長文読解のトレーニングを積んでおくことが不可欠。
対策
①精読力+速読力を養成する
- 内容説明や内容真偽などは「精読力」を必要とする設問である一方、大量の英文を処理する力も要求されている。
- 精読力だけでは不十分で、「速読力」も身につけていなければ合格は望めない。
- 精読力を身につけるには、まずは学校の授業を中心として基礎を固め、参考書や問題集で応用力を高める。
- 特に大切なのが、構文・文法・語法・代名詞が指す内容などに注意しながら綿密に読むこと。
- 難しそうな箇所や複雑な構文が使われているところは、和訳をして英文和訳の練習も同時に行ってしまおう。
- 不明な箇所は、文法書や辞書で徹底的にチェックするようにしよう。
- 問題集を用いて精読演習に挑戦してみるのもよい。
☞オススメ参考書『論理を捉えて内容をつかむ 大学入試 英文解釈クラシック』(研究社)
- 速読力(速読即解力)の養成には、副読本や英字新聞あるいは英語雑誌などを利用するのがよい。
- 入試問題に出題される英文は、比較的最近海外で評判になったエッセーや記事などが多く、その意味でも新聞や雑誌に触れておくのは有効。
☞オススメ The Japan Times Alpha (ジャパンタイムズ出版)や Asahi Weekly(朝日新聞社) - 実際に入試で出題された問題を集中的に解くのも、効果的・実戦的な学習方法。
☞オススメ参考書 難関校過去問シリーズ『同志社大の英語』(教学社)、『ぐんぐん読める英語長文』シリーズ(教学社)、『竹岡の英語長文 SUPREMACY 至高の20題』(Gakken)
- 入試問題に出題される英文は、比較的最近海外で評判になったエッセーや記事などが多く、その意味でも新聞や雑誌に触れておくのは有効。
②文法知識を確実に
- 文法・語彙問題は独立した大問としては出題されていないが、読解力や英作文力の裏付けとしても大切。
- 信頼できる文法書を選び、1つの単元が終わるたびに問題集でチェックをして、不明な点は文法書に戻って復習する。
- このような学習を繰り返し、1冊の文法書を完全に読破しよう。
- 受験生が間違えやすいポイントを網羅した総合英文法書を手元に置いて、調べながら学習すると効果アップ。
☞オススメ参考書『すぐわかる英文法』(教学社) - 最終チェックには過去の入試問題を用いるとよい。
③英英辞典を活用する
- 同意表現など、類似の表現のニュアンスや用法の差を理解していないと解答できない設問が多い。
- この種の問題に対応するためには、語彙を増やすことが不可欠。英英辞典を利用するのも一手。
- 英英辞典は語彙力の強化のほか、速読即解力を養成するのにも大いに役立つし、和文英訳のセンスを磨くのにもつながる。
☞オススメ参考書『ロングマン現代英英辞典』(Pearson Japan):非英語圏に住む人向けの学習辞典として、日本だけでなく世界的に定評がある。
文学部・経済学部-学部個別日程(一般選抜)
【英語】
傾向
※2024~2026年度の分析
高度な語彙力と堅実な読解力が求められる 柔軟な思考力と教養も必要
| 出題形式 | 大問3題(長文読解問題2題、会話文・英作文問題1題) |
| 制限時間 | 100分 |
| 解答形式 | 選択肢の番号を解答用紙に記入する形式と、一部記述式 ※記述式は読解問題の英文和訳1問と、会話文問題の和文英訳1問のみ |
出題内容
①読解問題
- 出題される2題とも、 900〜1000 語レベルの英文量。
- さまざまな分野の文章が取り上げられているが、ここ数年共通して見られるのは、高度な専門性とその視点のユニークさ。
- 「バイオテクノロジーがもたらす食料の可能性」(2024年度)、「批判的思考の重要性」(2025年度)、「自動音声認識システムの現状と課題」(2026年度)など。
- ステレオタイプの考え方とは異なる論旨が展開され、柔軟な思考力が要求されている。
- 類義語を見つける同意表現でかなり高度なレベルの語句が出題されており、前後関係から判断する必要がある。
- 内容真偽は、問題文の内容を別の視点から記述したものもあり、正確な読解力が必要。
- 英文和訳は、正確に文構造を把握した上で、より自然な日本語にする力が求められている。
②会話文・英作文問題
- 空所に入る適切な表現を選択する問題では、会話の流れを読み取り、空所の前後から内容を類推する力が求められる。
- 他大学に比べて会話文のテキストが長いのが特徴。
- 会話のトピックは親しみやすいものが選ばれている。
- 和文英訳は、高校で学習する基本的な構文を使って書く問題。
難易度
- 全体的に見て標準〜やや難レベル。
- 読解問題の英文はかなり専門性が高く難しい。語彙レベルも高く、1文が長く解釈に時間をとられるものもある。
- ただし、設問は、すべてが難しいわけではなく、選択肢によっては消去法も使える。
- 会話文問題は、多少難しい語彙が含まれる場合もあるが、読解問題に比べればかなり取り組みやすく、高得点を目指したい。
対策
①精読力の育成:精読力なくして同志社大学の問題は解けない
- 長文対策といえば速読力と考えがちだが、1文1文の文構造を正確に把握して訳す力がなければ、速く読むことは決してできない。
- 求められるのは速く読んで概略をつかむ力よりも、文章を正確に読み取る力である。
- 文構造の把握や英文解釈には、構文集や英文解釈の問題集が有効。例年1問出題されている英文和訳にも役立つ。
☞オススメ参考書『入門英文解釈の技術70』『基礎英文解釈の技術100』(いずれも桐原書店)、『ひと目でわかる英文読解』(教学社)
②高度な語彙力の育成
- 各行に2語以上未知の語があれば推測は難しいので、語彙力を高めることが読解力の強化にもつながる。
- 同意表現を選択する問題が多く出題されており、この対策としても語彙力の強化は欠かせない。
- かなり高度なレベルの単語まで出題されているので、市販の単語集を必ず1冊は仕上げておくこと。
☞オススメ参考書『システム英単語』(駿台文庫)
③多読を試みる:英文読解力は読んだ量に比例する
- 単語集で覚えた単語はそのままではなかなか使えず、英文の中で出合って初めて定着する。
- 単語の定着率を高めるためにも、数多くの英文を読んでおこう。
☞オススメ参考書『基礎 英語長文問題精講』(旺文社)、『やっておきたい英語長文 500』『やっておきたい英語長文 700』(いずれも河合出版) - 『速読英単語』シリーズ(Z会)で音読に取り組むのも、英文を速く正確に理解できるようになるのに効果的。
④英作文の練習もしっかりと
- 例年、会話文問題の中で和文英訳が出題されている。
- 1日5問とか1日10問などと決めて、毎日英文を書いてみよう。
- 頻出構文をできるだけ多く暗記すると楽に書けるようになる。
⑤一般教養を深めよう:長文の内容はかなり専門的
- 政治・経済、心理学、AI のアルゴリズムに関するものや時事問題に関するものがここ数年出題されている。
- 新聞の政治・経済欄や社説には必ず目を通すこと。
- 一般教養を深めるために自然科学分野など受験とは直接関係のない教科の授業にもしっかりと取り組もう。
- 日本語の新書(岩波新書、新潮新書、講談社現代新書など)や時事系の Web 記事などで多読するのもよい。
- こうして得た教養は大学入学後もきっと役に立つであろう。
⑥徹底的な過去問研究を
- この数年間、問題のレベル、量、出題形式においてほとんど変化がないので、過去問を数多く解き、自分に合った戦略を立てよう。
- 他学部の問題を解いてみることも大いに有効。
☞オススメ参考書『同志社大の英語』(教学社)
法学部、グローバル・コミュニケーション学部-学部個別日程(一般選抜)
【英語】
傾向
※2024~2026年度の分析
速読・精読の両面で長文読解力を鍛えよう 必出の会話文は、話の流れの把握がポイント
| 出題形式 | 大問3題(読解問題2題、会話文・英作文問題1題) |
| 制限時間 | 100分 |
| 解答形式 | 選択式と一部記述式 ※記述式は読解問題の英文和訳1問、会話文・英作文問題の和文英訳1問のみ |
出題内容
①読解問題
- 長文は2題とも充実した内容の標準以上のレベルのものが出題されることが多い。
- 取り上げられるテーマは、歴史、科学、文化など多岐にわたっている。
- 難度の高い語彙や表現があっても、文脈からおおよその意味が推測できるようになっているものも多い。
- 同意表現の問題において、選択肢にある語句がヒントになることもある。
- 設問は、同意表現、空所補充、内容説明、語句整序、内容真偽、記述式の英文和訳はこれまでのところほぼ必出。
- そのほか、文章の題名としてふさわしいものを選ぶ問題(2024年度)、少しパターンを変えた内容真偽問題(2025年度)など。
②会話文・英作文
- 例年、ボリュームのある会話文が出題。設問では英作文の力も問われる。
- 会話文は、特殊な口語表現などはあまり出てこないが、分量が多め。
内容的にも平易な日常会話にとどまらず、少し高度な内容の話が展開されることもある。 - 設問は、会話文の空所補充と記述式の和文英訳。
難易度
- 英文は標準レベルから難易度の高いものまで出題されているが、設問は標準的なレベルのものが多い。
- 読解問題に使われている英文は選択肢の英文も含めると、試験時間のわりに分量が多い。
- 普段から大量の英文を読み、その中で実戦的な読解力を身につけておくことが、合格への必須条件。
対策
①長文読解力の養成:精読力と速読力の両方が必要
精読と速読の練習を並行して進めていくことは、精読で身につけた知識や読解技術を速読で定着させることとなり、読解力の向上に有効。
- 精読力
- 学校の授業の予習・復習に加え、問題集を利用して、教科書よりやや難しい入試問題の英文を完全に理解できるようにする。
- 文法や構文、指示語、接続詞などの連結語句に注意しながら取り組もう。
☞オススメ参考書『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』(教学社)
- 速読力
- 最初は辞書を引かずに、教科書レベルの英文を大量に読む練習を続けること。
- 教科書1課分の英文(1000語前後)を入試問題に見立て、予習の際にはまず、未知の単語の意味を文脈から類推しながら読む練習をするとよい。
- 背景知識
- 読解作業の助けとなる背景知識の獲得にも努めておく必要がある。
- トピック・ジャンル別の長文問題集を1冊は仕上げておくとよい。
→「環境問題」「異文化理解」など頻出ジャンルの最低限必要な知識をまとめたものが多い。
②文法力と語彙力の充実
- 読解力の基礎となるのは文法力と語彙力であり、英文法の参考書と単語集をできるだけ早い時期に仕上げておこう。
- 受験生が間違えやすいポイントを完全網羅した総合英文法書を手元に置いて、調べながら学習すると効果アップ。
☞オススメ参考書『すぐわかる英文法』(教学社) - 参考書や単語集を用いた学習と、実際に英文を読む中でそれを定着させていく学習を並行して行うこと。
- 難しい内容の英文も、単語の力と背景知識があればなんとか大意をつかむことができる。
- 読解問題の中で出題されている空所補充や同意表現には、文法力・語彙力があればすぐに正解できるものもあり、限られた試験時間の有効利用にもつながる。
③和文英訳への対応
- 和文英訳の出来具合が合否を分ける可能性もあるので、できるかぎりの対策は立てておきたい。
- 1文のみの出題が多く、構文もそれほど複雑なものは要求されていないが、普段から書き慣れていないと意外と苦労する。
- 教科書、問題集、過去問などの和文英訳の問題は、まず自分で解答を書いてみよう。
それを模範解答と比べ、「こう書けばよいのか!」という経験を積み重ねることで力がつく。 - 文法・語彙・熟語を学習する際に、意味だけではなく、基本例文で使い方も覚えるようにすると、和文英訳力の養成にもつながる。
④過去問の研究:出題パターンがほぼ一定している。
- 出題パターンがほぼ一定であることもあり、過去問は最良の教材。
- 読み手の知的好奇心を満足させるような良質の英文が数多く出題されているので、読解練習にも最適。
- 出題傾向や問題の分量も身をもって感じることができるので、早い時期に一度過去問に当たってみよう。
- 仕上げの段階では時間を計って挑戦し、時間配分を考えながら解く練習もしてみるとよい。
- 同志社大学は各学部の出題形式・分量が類似しているので、他学部を含めて過去問をできるだけ解いておくと実戦力が向上する。
☞オススメ参考書『同志社大の英語』(教学社)
理工学部・生命医科学部・文化情報学部〈理系型〉・スポーツ健康科学部〈理系型〉(一般選抜)
【英語】
傾向
※2024~2026年度の分析
論旨を正確に把握する長文読解力の養成を
| 出題形式 | 大問3題(読解問題2題、会話文・英作文問題1題) |
| 制限時間 | 100分 |
| 解答形式 | 選択式と一部記述式 ※記述式は読解問題で英文和訳1問、会話文・英作文問題で和文英訳1問のみ |
出題内容
- 全体としては読解問題の分量が圧倒的に多く、明らかに読解力や情報処理の速度が重視されている。
- 速読即解力をみることが主眼であると考えられる。
①読解問題
- 読解英文は論説文や説明文の出題が中心で、内容は人文・社会・自然科学とバラエティーに富んでいる。
- 英文の主旨がはっきりしており、語彙的には標準〜やや難レベルであるが、語注を参照することができる。
- 設問は、記述式の英文和訳のほかに、空所補充、同意表現、内容説明、内容真偽、語句整序などが頻出。
②会話文
- 会話文の分量は、入試問題としては多い部類。
- テーマは日常的なものが中心であるが、やや専門的なものが取り上げられることもある。
- おおむね標準的な内容であり、特別な口語表現が出てくるわけではない。
- 設問は、空所補充が必出で、記述式の和文英訳も出題されている。
難易度
- 全体的には標準的なレベルの問題であるが、なかには紛らわしい選択肢を含む問題や、慣用表現に関する深い知識を要求する問題もある。
- 和文英訳は例年標準的なものである。
- 英文も設問も標準的であるとはいえ、試験時間内にこれだけの量の英文を読み、なおかつ正解に達するのは容易ではない。
- 普段から長文読解のトレーニングを積んでおくことが不可欠。
対策
①精読力+速読力を養成する
- 内容説明や内容真偽などは「精読力」を必要とする設問である一方、大量の英文を処理する力も要求されている。
- 精読力だけでは不十分で、「速読力」も身につけていなければ合格は望めない。
- 精読力を身につけるには、まずは学校の授業を中心として基礎を固め、参考書や問題集で応用力を高める。
- 特に大切なのが、構文・文法・語法・代名詞が指す内容などに注意しながら綿密に読むこと。
- 難しそうな箇所や複雑な構文が使われているところは、和訳をして英文和訳の練習も同時に行ってしまおう。
- 不明な箇所は、文法書や辞書で徹底的にチェックするようにしよう。
- 問題集を用いて精読演習に挑戦してみるのもよい。
☞オススメ参考書『論理を捉えて内容をつかむ 大学入試 英文解釈クラシック』(研究社)、『ひと目でわかる英文読解』(教学社)
- 速読力(速読即解力)の養成には、副読本や英字新聞あるいは英語雑誌などを利用するのがよい。
- 入試問題に出題される英文は、比較的最近海外で評判になったエッセーや記事などが多く、その意味でも新聞や雑誌に触れておくのは有効。
☞オススメ The Japan Times Alpha (ジャパンタイムズ出版)や Asahi Weekly (朝日新聞社) - 実際に入試で出題された問題を集中的に解くのも、効果的・実戦的な学習方法。
☞オススメ参考書 難関校過去問シリーズ『同志社大の英語』(教学社)、『ぐんぐん読める英語長文』シリーズ(教学社)、『竹岡の英語長文 SUPREMACY 至高の20題』(Gakken)
- 入試問題に出題される英文は、比較的最近海外で評判になったエッセーや記事などが多く、その意味でも新聞や雑誌に触れておくのは有効。
②文法知識を確実に
- 文法・語彙問題は独立した大問としては出題されていないが、読解力や英作文力の裏付けとしても大切。
- 信頼できる文法書を選び、1つの単元が終わるたびに問題集でチェックをして、不明な点は文法書に戻って復習する。
- このような学習を繰り返し、1冊の文法書を完全に読破しよう。
- 受験生が間違えやすいポイントを網羅した総合英文法書を手元に置いて、調べながら学習すると効果アップ。
☞オススメ参考書『すぐわかる英文法』(教学社) - 最終チェックには過去の入試問題を用いるとよい。
③英英辞典を活用する
- 同意表現など、類似の表現のニュアンスや用法の差を理解していないと解答できない設問が多い。
- この種の問題に対応するためには、語彙を増やすことが不可欠。英英辞典を利用するのも一手。
- 英英辞典は語彙力の強化のほか、速読即解力を養成するのにも大いに役立つし、和文英訳のセンスを磨くのにもつながる。
☞オススメ参考書『ロングマン現代英英辞典』(Pearson Japan):非英語圏に住む人向けの学習辞典として、日本だけでなく世界的に定評がある。
全学部日程(一般選抜)〈文系〉〈理系〉
【英語】
傾向
※2023~2026年度の分析
バランスのとれた長文読解力が必要 構文・語彙力を充実させ、柔軟な作文力を
| 出題形式 | 大問3題(読解問題2題、会話文問題1題) 配点は、読解問題2題で計150 点、会話文問題1題で50 点。 |
| 制限時間 | 100分 |
| 解答形式 | 選択式と一部記述式 ※記述式は長文読解の英文和訳1問、会話文の和文英訳1問のみ。 |
出題内容
①長文読解問題
- 構文的にはそれほど難しいものはなく、論理展開の明快な文章が多い。
- 標準的な読解力があれば記述式の英文和訳についても十分対応できる。
- 語彙はかなり難しいものがみられ、注のついているものもあるが、その他は前後関係から理解することが求められる。
- 英文量は、設問も含めるとかなりの量。
- 設問は、おおむね素直な問題が多い。
- 空所補充、同意表現については、文章の論旨に着目し、文脈を正確に押さえながら読むことが大切。
②会話文問題
- 特別な口語表現が問われることは少なく、話の流れが理解しやすいものが多い。
- 和文英訳は、会話文中の和文を英語に直す形。
難易度
- 2026年度も、例年と同じ、標準的なレベルであったと考えられる。
- 試験時間100分に比して英文量が多く、文脈をしっかり押さえる必要のある設問が多い。
- 大量の英文を読む過程で実戦的な読解力を養うことが求められる。
- 時間配分は読解問題2題で70〜 75分、会話文問題25〜 30分が目安。
対策
① 長文読解力の養成
- 内容真偽・同意表現・空所補充の問題では、文脈を正確に把握し、知識を駆使して問題に当たることが必要。
- 単語の意味がわからなくても前後の文脈から判断したり、消去法で答えを見つけ出したりなど、粘り強く英文を読む意志が求められている。
- 学校の教科書だけでは不十分、数多くの長文問題を解いて、大量の英文を読む訓練が必要。
- 読み慣れないうちは、まずは1文1文を丁寧に読む精読に時間をかけるとよい。
- 文構造の把握や英文解釈は、構文集や英文解釈の問題集が有効。例年1問出題されている英文和訳にも役立つ。
☞オススメ参考書『入門 英文解釈の技術 70』『基礎 英文解釈の技術 100』(いずれも桐原書店)、『ひと目でわかる英文読解』(教学社)
- トピック・ジャンル別に編纂された長文問題集を活用すると効果的。
- 「環境問題」「異文化理解」「心理」など頻出トピックの最低限必要な語彙や熟語、知識をまとめてあることが多い。
②文法・語彙・語法
- 文法問題集、単語や熟語の問題集の演習を通して、文法力を向上させ、語彙や語法の力を伸ばすことが重要。
- 正確な文法力は英文解釈に大いに関係があるので、文法参考書に何度も目を通し、総合問題などで演習を重ねよう。
- 受験生が間違えやすいポイントを完全網羅した総合英文法書を手元に置いて、調べながら学習すると効果アップ。
☞オススメ参考書『すぐわかる英文法』(教学社)
③英作文
- 作文力を養おうと努力すれば、語彙力が向上し、語法に対する感覚が養われ、英文読解にも役立つという相乗効果が得られる。
- 作文力をつけるには、語彙・重要構文を身につけるとともに、難しい日本語を自分の知っている単語を使ってわかりやすく言い換える訓練も必要。
- 書いた英文を学校の先生などに添削してもらえば、自己の弱点を把握でき、ライティングの力を伸ばすことができる。
④過去問の活用
- 例年、出題形式・量ともだいたい一定している。
- 赤本を活用して過去の問題に積極的に取り組み、実力を伸ばそう。
- 本番の試験時間と同じ時間、同じ条件で問題を解き、解答と照らし合わせ、さらに全訳により、英文の解釈を確認することが非常に有効。
☞オススメ参考書『同志社大の英語』(教学社)