2022年度 先輩合格者に聞く! 第3回 苦手科目克服法

2022年度 先輩合格者に聞く! 第3回 苦手科目克服法

2023年 01月 16日

共通テストも終わって個別試験シーズン到来!いろいろな科目を勉強していると、どうしても苦手だなと感じてしまう科目ってありますよね...

そこで本記事では、先輩たちがどのように苦手な科目を克服してきたのか、科目ごとにピックアップしました!受験直前期からでも役に立つ苦手克服法もあるので、ぜひ参考にしてください!苦手意識を少しでも軽減して本番に臨みましょう!!

 

英語

・僕は英語が苦手でしたが、英単語と英文法を習得していくことで自然と英文が読めるようになりました。また、苦手克服には音読もとても重要だと思います。音読をすることで英文を速読できるようになるからです。英作文に関しては、英作文を書き、先生に添削を受け、もう一度書き直す、という勉強法をオススメします。(金沢大・理工学域)
・毎日たくさんの英文を読んで力をつけました。その際、お気に入りの長文問題集を一冊つくるといいと思います。私もたった一冊を何度も何度も繰り返して読みました。入試当日はいきなり入試問題の長文を読むとあまり頭に入ってこないので、試験前に読み慣れた長文をいくつか読んでおくことをお勧めします。長文を読む時は、音読をすると自分の頭の中に文脈や語意が入りやすいです。毎日繰り返せば、本番を迎える頃には自然と口から出る単語や熟語が驚くほどに増えているはずです。(京都府立大・文学部)

 

数学

・私は昔から数学が苦手で、問題を見た際に解法が思い浮かばないことがよくありました。そこでまずは解法集などを利用して、典型的な問題は解き方を暗記するようにしました。数学は暗記教科ではありませんが、苦手意識がある人にはおすすめの勉強法だと思います。特に「なぜこの解法を使うのか」を常に意識して覚えると、その問題から派生した問題にも太刀打ちできるようになります。(名古屋大・法学部)
・数学は初手で詰まったり、問題設定を取り違えたりすることが多く、まったく点が入らないことも多かったため、解答を書き始める前にしっかり問題把握の時間を取り、部分点を重ねて平均点までもっていこうと意識していました。たとえ完答できなくても、部分点をできるだけ取ろうとして、数式より日本語の説明を多く書くよう心がけました。(名古屋市立大・薬学部)

 

国語

・僕は国語が特に苦手だったので、語句や文法知識で点を取ることができるように単語帳を熟読しました。現代文では速く正確に本文を読むことが求められるので、学校での演習や過去問を解く際には、指定された時間よりも10分前には解き終わるよう意識することで、見直しをする時間が増えて安定した点が取れるようになりました。古文では話の内容や展開を追う力が求められるので、「誰が」「どうした」を整理して解き進めていきました。(関西学院大・商学部)
・二次試験対策の授業を担当された恩師の助言によって国語への苦手意識を振り払うことができました。恩師いわく、「国語は他の受験生と差をつけることを意識するよりも、致命的な減点をなくしていくことが重要」とのことでした。模範解答を参考にして、自分の答案にはなかった要素を確認し、論理関係を整理するという勉強の型を身に付けることで、答えの大筋が合っている答案を仕上げることができるようになりました。(金沢大・人間社会学域)

 

社会

・日本史:過去の模試の成績表を確認してみると、同じ分野で点を落としていることが多かったので、その分野は基礎の基礎から見直すようにしました。とくに私は日本史Bがあまり得意ではなかったので、教科書を何度も繰り返し読んでいました。何度も読んでいるうちに大体の流れが掴めてくるので、その後に教科書準拠の参考書に取り組みました。そこでもしっかり答えられるようになってから、より実践的な問題に挑戦しました。(立命館アジア太平洋大・アジア太平洋学部)
・世界史:苦手な科目である世界史では反復学習を心掛けました。何度も同じ事柄を復習することで、曖昧だった理解や暗記事項が正確に身につくようになりました。具体的には、通史の参考書を毎日読むこと、一問一答で用語を暗記すること、資料集で地図や文化史の芸術作品に触れることを行いました。基本的な知識を身につけることを積み重ねていくうちに、手も足も出なかった過去問も解けるようになりました。苦手科目の克服には、反復学習で基本を押さえることをお勧めします。(慶應義塾大・経済学部)
地理:地理は、ただ単語を覚えるだけでなく、意味も一緒に覚えるようにしていました。また、世界の国々のおおまかなイメージをつかめるように、代表的な国や、過去にセンター試験や共通テストで出題された国の人口とGDPを覚えるようにしていました。これによって知らないデータを用いた問題が出題されても対応できるようになりました。(自治医科大・医学部)

 

理科

・物理:物理が苦手だったのですが、教科書の公式の証明をしている部分をよく読み、それでもわからなかった部分は先生に聞き、そして傍用問題集を何回もやることで自信をつけました。また、問題を解く際には求めるものの単位に注意をしていました。単位に注意することで自分の計算結果を見直すことができるからです。(信州大・工学部)
・化学:苦手な化学を克服しようと決心し、まずは教科書を一通り読んだのですが、これが後に大きなアドバンテージとなりました。教科書は基本的なことしか書いていないと思われがちですが、細かく読めば読むほど色々なことが見えてくるし、教科書の内容がしっかり頭に入っていれば問題演習においても怖いものはありません。実際自分は入試直前期、赤本で解いて教科書で確認するという一連の作業をひたすら繰り返していました。(大阪大・基礎工)

 

全般

・苦手科目はその科目の典型的な問題を押さえることや、範囲を絞って分野ごとに苦手を克服することが大切です。また、自分でよく考えてそれでもわからない場合は、友達に教えてもらったり先生に聞いたりすることをオススメします。苦手科目こそ一人で背負わず、人を頼ることが重要だと思います。(東京農工大・農学部)
・どうしても苦手なものからは逃げたくなるので、1時間など時間を決めて取り組む、分量を決めて取り組む、終わったらご褒美を設ける、好きな教科の間の時間にやる、などと工夫を凝らしてみてください。(東京理科大・理学部)

 

いかがでしたか? 誰にでも苦手な科目はひとつやふたつあるもの。先輩たちの様々な克服法を参考にして、苦手科目を乗り越えていきましょう!

赤本の教学社はいつでも受験生の味方です!

そして、貴重な苦手克服法をお教えくださった先輩方、ありがとうございました!

 

 

第1回 "スランプ脱却法" はこちら

第2回 "「本番の失敗」予防策" はこちら

第4回 "効率的な時間活用術" はこちら

 

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