山添先生と宮下先生に聞く! 共通テスト英語対策(第3回)

山添先生と宮下先生に聞く! 共通テスト英語対策(第3回)

2022年 12月 09日

12月になり、受験も追い込み!

共通テスト英語の勉強法を人気講師の山添先生と宮下先生に解説していただきます!(第3回/全3回)

動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=1glEvxP8sVE


第2回はこちら

 

Q. 直前期の対策は?

宮下 直前期は、リーディングとかだと時間がやっぱり大事なので、80分ぴったりよりはちょっと短めで終わるぐらいで、何度か時間を計って練習するってのは大事かな、と思いますね。

山添 時間に関していうと大問6つあるじゃないですか、で、その時間配分をどうするかってすごく難しいと思うんですよね。蓋を開けてみないと分からないところがあって、今年はこうだったからって、来年が全然違ったら困りますからね。

 

山添 やはり、その場で問題をパッと開いて時間配分を考える練習って、すごく大事だとは思いますよね。

宮下 そうですね。その練習はしておくといいですよね。

 

山添 特にリーディングは自分で時間配分を決めてやらなきゃいけないので、大問ごとにその配分を決めたら、そこからはみ出ないようにすること。今年一番難しかったのは第4問ですかね。二人の話を聞いて、しかも計算までさせるっていう。大体計算って素直な計算じゃないんですよね。

宮下 引っかけがありますよね。

 

山添 センター試験と比べて思考力・判断力もそうなんですけれども、むしろ集中力と注意力と忍耐力、それを聞いている試験じゃないかなって気がするんですよね。延々と歩かされている感じがするので、大事なのは途中で気分転換することですかね。受験生の皆さんは余計大変だと思いますけれども、客観的に自分を見ながら、大問ごとにちゃんと時間配分を考えて、それを守るようにするってことですかね。あとは他になにかあります?

 

宮下 ほんとこれ直前期というか当日だと思うんですけど、結構本番って緊張するので、あらかじめちょっと前に何か英文を読んでおくといいですね。少し簡単めのやつを。そうするとなんか助走をつけてすっと入れるので、その辺をちょっとやっておくといいんじゃないかなと思いますね。

 

山添 僕は毎年センターの時に結構楽しみだったのが、今年はどんなネタをぶっ込んでくるか。昔の第5問すごかったじゃないですか。

宮下 そうですね、色々出ましたもんね。

山添 ね。うっかり八兵衛みたいな人のオンパレードでしたね。ショッピングモールの駐車場で、今日はお姉ちゃんの車で来たからどこに車を置いたかわからないんだって。どんな車ですかって聞いたら、白くてタイヤが4つついてるよって。

 

山添 タイヤがついてるのは当たり前だろ!!笑 そういうような遊びがなくなったので。

宮下 そうですね。起きたら猫になってた話とか笑 そういうのが最近ないので。

 

山添 固くてちょっとつまんないかなって感じですかね、個人的にはね。まぁでも、本当に共通テストはすごく頑張ってバランス良くね、受験生の力を問うように作られていると思いますので、ぜひそれに応えられるように、本当に地道で当たり前のことをしていくしかないと思うんですよね。テクニックとかなくて、とにかく最後まで読み切る力、解ききる力をつけていただければと思います。ということで共通テストのお話は以上です。ありがとうございました。

宮下 ありがとうございました。


〇 山添 玉基 (やまぞえ たまき)

河合塾英語科講師 能開センター講師 うさまらー

基礎レベルから最難関レベルまであらゆる学力層の生徒を指導。

模擬試験作成や「赤本」の英語・小論文の解答・解説執筆、オープンキャンパスでの講演も多数行っている。

★ Twitter https://twitter.com/yamazoe_tamaki

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★ 著書 https://amzn.to/3RNqkMb

〇 宮下 卓也 (みやした たくや)

河合塾講師 東進ハイスクール特別講師 学びエイド鉄人講師(英語科)

京都府生まれ。洛南高等学校、東京大学卒業。基礎クラスから東大・京大・医学部クラスまで幅広く担当。

全国模試や各種テキストの作成にも携わる。

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