2015年度のセンター試験
2015年度のセンター試験の数学と理科の出題科目と選択方法は下記のようになっています。
教科 | グループ | 出題科目 | 試験時間 | 配点 | |
---|---|---|---|---|---|
数学 | ① | 数学Ⅰ 数学Ⅰ・数学A |
1科目選択 | 60分 | 100点 |
② | 数学Ⅱ 数学Ⅱ・数学B 工業数理基礎 簿記・会計 情報関係基礎 |
1科目選択 | 60分 | 100点 | |
理科 | ① | 物理基礎 化学基礎 生物基礎 地学基礎 |
2科目選択 | 60分 | 100点 |
② | 物理 化学 生物 地学 |
1科目選択 または 2科目選択 |
60分 130分 |
100点 200点 |
(注)理科②を2科目受験する場合は,各科目はそれぞれ60分で解答し,間に答案回収等の時間が10分設けられています(途中退席はできません)。理科①の1科目あたりの解答時間は自由です。
理科については,次のA~Dのいずれかの選択方法を出願時に申し出ることになっています。なお,理科①から1科目での受験はできません。
- A理科①から2科目を選択
- B理科②から1科目を選択
- C理科①から2科目及び理科②から1科目を選択
- D理科②から2科目を選択
旧課程履修者への経過措置
高卒生など,旧課程を履修した受験生に対しては,「経過措置」として次の旧課程科目が出題され,新旧いずれかの科目を受験することができます(新課程履修者はこれらの科目を受験することはできません)。
なお,旧課程科目を利用できるかどうかは,大学・学部によって異なりますので,各大学の募集要項などで確認しましょう。
教科 | グループ | 出題科目 | 試験時間 | 配点 | |
---|---|---|---|---|---|
数学 | ① | 旧数学Ⅰ 旧数学Ⅰ・旧数学A |
1科目選択 | 60分 | 100点 |
② | 旧数学Ⅱ・旧数学B | 1科目選択 | 60分 | 100点 | |
理科 | ② | 旧理科総合A 旧理科総合B 旧物理Ⅰ 旧化学Ⅰ 旧生物Ⅰ 旧地学Ⅰ |
1科目選択 または 2科目選択 |
60分 130分 |
100点 200点 |
(注1)「数学Ⅱ」については,旧課程科目の出題はありません。
(注2)理科②を2科目受験する場合は,各科目はそれぞれ60分で解答し,間に答案回収等の時間が10分設けられています(途中退席はできません)。
数学
- 受験できる科目は,大学ごとに指定されているので,受験する予定の大学はすべて指定科目をあらかじめ確認しておきましょう。
- 「数学Ⅰ・数学A」と「数学Ⅱ・数学B」を指定する大学が多く,「数学Ⅰ」と「数学Ⅱ」は受験できない大学もありますので,注意してください。
- 旧課程でも同名の科目が出題されていましたが,「数学Ⅰ」「数学A」といった各科目で扱われる内容に,旧課程と新課程でいくつか異なる点があります。
理科
- 旧課程では「○○Ⅰ」のみの出題でしたが,新課程では「基礎が付く科目」と「基礎が付かない科目」の2種類が出題されます。
- 理科①の「基礎が付く科目」は従来の「Ⅰ」より出題範囲が狭く,逆に理科②の「基礎が付かない科目」は従来の「Ⅰ」より出題範囲が広くなっています。数学と同様に,受験科目や選択方式は大学によって指定があります。
- 文系学部では,A「理科①から2科目」ないしB「理科②から1科目」が主流です。ただし,難関大学を中心に,Bで受験できない大学もあるので注意してください。
- 理系学部では,国公立大学はD「理科②から2科目」,私立大学のセンター利用入試はB「理科②から1科目」が主流です。
- C「理科①から2科目及び理科②から1科目」で出願できる大学もありますが,その際,同一名称を含む科目(例:化学基礎と化学)の組み合わせでの受験を認めない大学があるので,注意してください。