心理学科をめざすあなたへ

『心理学科をめざすあなたへ[改訂版]』のサポートページです。
この本は、心理学科の学生・卒業生・先生など200人以上のナマの声をもとに作られた、高校生のための画期的な進路選択ガイドです。
心理学科への進学を手放しにオススメするのではなく、心理学科のありのままの姿を紹介しています。
心理学科の良いところ悪いところを両方知った上で、将来の進路を決めてください。

「心理学科は勉強が大変?」
「心理学って実は“理系”?」
「心理学科には就職がない?」
そんな疑問に、心理学科の学生・卒業生・先生など、合計200名以上から集めた“ナマの声”で答えます。

本書の監修者、浦上先生からのメッセージ

浦上昌則

将来を正確に予想することは誰にもできません。
だから、できるだけ調べてより適切な選択をしようとするのですよね。
この本も、そういうときの役に立つように作られています。
しかし、どんなに調べても、すべてが予想通り、期待通りになることは珍しいでしょう。
そんなとき、「こんなはずではなかったのに…」と落ち込んでも何もはじまりませんよね。
だから、「今はこう予想しているけれど、もしかしたら違うかも」という気持ちをどこかに持っておくとよいと思います。
「必ずしも将来は思った通りにならないけれど、今やれることはやっておこう」という姿勢が、きっとあなたの将来を柔軟で豊かなものにしてくれますよ。

浦上昌則(うらかみ・まさのり)南山大学人文学部心理人間学科准教授。
学部と大学院(修士課程)は神戸大学で過ごし、博士後期課程は名古屋大学で学ぶ。
教育心理学博士。専門は発達心理学、キャリア研究。

主な著書に『心理学―Introduction to Psychology』(ナカニシヤ出版、共編著)、『心理学・社会学研究のための調査系論文の読み方』(東京図書、共著)、『キャリア教育へのセカンド・オピニオン』(北大路書房)などがある。