755 難関校過去問シリーズ 京大の古典25カ年[第3版]
内容紹介
出題分野別に収録した「京大入試問題事典」
2000~2024年度の前期日程25カ年分の過去問を収載!
【問題編別冊】問題編は取り外して使用できます。
精密に読み、深く考え、的確に記述する力を問う京大の国語。
古文だからといって、「現代語訳ができればそれで良い」というレベルの問題ではありません。
中世や近世に書かれた古典注釈書、文法・和歌に関する考察など、他の大学とは一味違う内容の出典から数多く出題されます。現代人の解釈ではなく、中世や近世を生きた著者の解釈を問題文から読み取る必要があります。
王朝物語もよく出題されますが、その場合でも、登場人物の繊細な心理の動きを追う場面など、表面的ではない深い読み取りの必要な場面が選ばれています。登場人物の心理や背景を注意深く読み取る必要があります。
さらに、読み取った内容を、解答として過不足なく的確に文章にまとめる力が必要です。
このように、京大の国語は他の大学の問題とは違います。
だから、京大の受験生が取り組むべきものは、何よりも過去問なのです。
できるだけ多くの過去問と格闘して、真の読解力・思考力・表現力の涵養に努めてください。
著者紹介
江端文雄(えばた・ふみお)
元予備校講師。大阪、京都、名古屋を中心に、各地の予備校を渡り歩く。
現在は福井に隠棲して、赤本(教学社)の解答解説の執筆、および大学入試問題の作成・審査に従事する。
目次
はじめに
本書の利用法
古文を解き始める前に
解答・解説(2024年度~2000年度)
●別冊
問題編
出典一覧
解答欄の例